顔の良さなら負けない女【ブルーロック】【呪術廻戦】

顔の良さなら負けない女17 ページ18

「ルールは簡単だ。
１VS１の単なるサッカー


時間が許す限り、お前を扱く」



「はぁい」




こうして、私と糸師さんの試合が始まった

私が最初は蹴ってよし、という事なので




ゴール目掛けて少し出力を強くして蹴った

あ、糸師さんを舐めているという訳ではないからな？？
本気で俺が蹴ったら、ボールじゃなくて弾丸みたいになっちゃうし…()




「ッ…！！」




明らかに動揺しているのが分かった
そりゃあな、さっきまで「はぁい♡♡♡」みたいな事ほざいてた奴がいきなりこんな威力でボール蹴ったらビビるわな




「………(……？…………)」



だが直ぐに立て直し私の蹴ったボールを防ぐ
多分今まで青い監獄でやりあった中で一番強い


まぁけれど五条先生には追いつかねぇか




＿＿＿＿＿＿＿






「疲れた！！！」




ペットボトルの水を一気に飲み干す私は、汗を拭いやがらこちらへ来る糸師さんが目に入った




「お前、サッカーの経験がないなんて嘘だろ」




嘘じゃないんです
本当にサッカーこないだまでやってなかったんです




「本当にないんですよ、」



あるのは鍛えたこの肉体のみ、ってね



「ア、騙していてすみませんでした」



サッカーに白熱し過ぎて弁解するの忘れてた()
糸師さんの少し表情が柔らかくなる、


は？可愛い(逆ギレ)





「…………冴で良い。」




「え？」




「下の名前で呼べ、敬語もなくていい」




「え、あ、ハイ！！！」




「(………最初はそこら辺の女と変わらないと思っていたが……

お前のサッカーをする時の表情、一つ一つの仕草にどうにも視線が行く。
………何故だ？

そして時折此奴の口から出る男の名前、

それを聞くと少し苛立ちを覚える………
何故こんなにも、此奴に目が行く？)」




「おい」



「ﾊｲｯ!?」




やっば変な声出たわ、めっちゃ裏返ってる…
品性の欠片もない女だと思われたなこれは………



あーヤバ、帰ったら野薔薇達にLINE入れるか…




「携帯貸せ」




うぇ、



携帯？？？何故に？？？？
理由を聞きたいのだが、なんか聞くの怖ぇな、


…大人しく渡しとこ





「ん、」




帰ってきた携帯を見るとそこにはLI〇Eの画面が開かれていて


「糸師冴」の文字が目に入った




「LI〇E……！！いいのか！！」



「空いている日があったらお前の練習や息抜きに付き合ってやる」




微かに口元が柔らかくなる冴に胸が高鳴った

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