唯一の刀剣女士姫鶴一文字はみんなのものです【刀剣乱舞】

ろく ページ7

この本丸には“おやつの時間”


というものがあるらしく


私はそのおやつ担当


とやらに任命されました。


最初の頃はみなさん


“それ”が定着しおらず


呼びに行かないと


集まらなかったのですが


最近ではこの時間になると


自然と集まるように


なっていました。


大広間に近づくと


聞こえる賑やかな声。



『お待たせしましたー』

今剣「わぁーお団子！！」

『第2部隊の皆さんが遠征のお土産に買ってきてくれたんですよ』

三日月「ほぉ、美味しそうだな」

小狐丸「ありがとうございます」



みんなが一斉に食べ出す。


その中にいつもは


1番はしゃぎながら


おやつを食べる主


の姿がないことに気づく。



宗三「どうしました？」

江雪「食べないのですか？」

『後で食べます。主様の分を…』

小夜「どうぞ」

『ぁ…ありがとうございます』



お小夜ちゃんはよく


気が利きますね。


小夜の頭を撫でると


嬉しそうに目を細めた。



加州「なに、姫鶴主の分まで食べんの？」

大和守「だめだよー」

『違います！』



私だってそこまで食い意地


張りません！


…そういえば鶴さんも


いなかったような…。

なな→←ご

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す