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ポテトも無くなりつつある頃、仙石がつぶやいた。
「オレンジジュース飲み干しちゃったでござる…」
「俺ももう飲み終わるッス…追加で頼んじゃうッスか？」
「…え、ねぇ、もうこんな時間…」
高峯がスマホの画面を2人に見せると、まさに"ぎょ"っとした顔をした。
(だが、顔は良い。イケメンはいつだって顔が良くて罪だ。)
なんだ、もう時間が無いのだろうか？
「いつの間にこんな時間に…くつろぎすぎたでござるね」
「もともと時間あんまり無かったッスもんね」
少しのこっていたポテトをいっきにたいらげた3人が席を立った。
が、いっこうにレジに来ない。
「…支払い、どうするでござるか…？」
「…、鉄虎くん払っておいて…後で返すから」
「翠くんそれ絶対後で返さない人のセリフッスよ」
高いとも安いとも言い難い値段なうえに、ポテトは3人で1つを食べたので割り勘がめんどくさいようだ。
「じゃあ鉄虎くん奢ってくれる？」
「逆に潔いいッスね…。奢りならせめて3人平等にゲームで決めるッス」
「…じゃんけんして負けた人が奢りはどうでござるか？」
「そうするッス。」
「じゃあ…」
「いくでござるよ！」
最初はグー！と、店内に大きな声が響きわたる。
おい、うるさいぞ
数分して、やっとレジにやってきた。
「はぁ、結局俺の奢りッスか…」
「じゃんけんで負けたんだからしょうがないよね」
「だいたいこういうのってじゃんけん言い出しっぺの忍くんが負けるやつッスよ」
「初めにゲームで決めようって言ったのは鉄虎くんだけど…」
「鉄虎くん、漢ならつべこべ言わずサラッと奢るもんでござるよ！」
「…っ、今回だけッスからね！今度はちゃんと割り勘するッスよ」
南雲からぴったりお金を受け取り、レシートを渡す。
「今度は翠くんに奢ってもらうッス！また3人で来るッスよ」
「えぇ〜…？」
「楽しみでござるね！次はゆっくり出来る時にくるでござる！」
ごちそうさまでした〜、と、わちゃわちゃしながら帰って行った。
いい子たちだったな。
うるさかったけど。
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んぺ(プロフ) - yukiさん» そう言って貰えて嬉しいです！！ (2022年9月23日 20時) (
レス) id: 0d030e106e (このIDを非表示/違反報告)
んぺ(プロフ) - 水無月のぞみさん» ありがとうございます！亀更新ですが、良ければこれからもお付き合い下さい (2022年9月23日 20時) (レス) id: 0d030e106e (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - とても七種がかわいかったです続きも楽しみです (2022年9月23日 17時) (レス) @page10 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
水無月のぞみ - 和みました。これからも更新頑張ってくださいね！ (2022年9月5日 7時) (レス) id: 737353e60f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：んぺ | 作成日時：2022年7月9日 23時
