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「…夏のめちゃくちゃ暑い中行われるイベントで、暑さをしのぐ方法ってなんかありますかね…」
『暑さ、ですか…』
「翠くん…なんで店員さんに聞いてるんスか」
「いや…アイドルじゃない人の意見も聞きたいなと思って…」
「店員さん、なにか思い浮かぶものはあるでござるか?」
先程までの会話はしっかり盗み聞きしていたが、外のイベントで暑さをしのぐ方法なんて思いつかなかった。
なんせバイト先であるここはいつもエアコンが効いていて空気調節がしっかり行われているのだ。
暑さなんてあまり縁がない。
『…すみません、なんにも思い浮かばないです』
「ッスよね〜すみません急に変なこときいて」
「すみません、お仕事中に…」
『いえいえ…こちらこそすみません、力になれず…』
テーブルにポテトとジュースが届いても、暑い中でのライブどうする論争が続いている。
ポテト、せっかく揚げたてなのに。
まぁうちのポテトは冷めても美味しいが。
という、店員である自分の視線に気づいたのか、程なくして南雲がポテトに手を伸ばした。
「ポテト…冷えちゃうッスね。いただくッス!」
「そうでござるね!」
「俺も…いただきます…!」
ぱく、と各々がポテトを口に運ぶ。
「ほくほくでおいしいでござるね!」
「塩加減も俺好み…♪」
「これは…手が止まらなくなるッスね〜!」
さすが育ち盛りの高校生。
大盛りというだけあり結構な量あったポテトが、驚くべきスピードで減っていく。
「これは…隊長にも食べさせてあげたいッスね!」
「あのひと、ここのポテトの存在知ったら週3くらいで来そう…」
「今度は流星隊みんなで来たいでござるね!」
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んぺ(プロフ) - yukiさん» そう言って貰えて嬉しいです!! (2022年9月23日 20時) (レス) id: 0d030e106e (このIDを非表示/違反報告)
んぺ(プロフ) - 水無月のぞみさん» ありがとうございます!亀更新ですが、良ければこれからもお付き合い下さい (2022年9月23日 20時) (レス) id: 0d030e106e (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - とても七種がかわいかったです続きも楽しみです (2022年9月23日 17時) (レス) @page10 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
水無月のぞみ - 和みました。これからも更新頑張ってくださいね! (2022年9月5日 7時) (レス) id: 737353e60f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:んぺ | 作成日時:2022年7月9日 23時