クローンが四台 ページ5
数日経ったある夜、
銀「来るらしいぞ。」
『……お前の…発 情 期 ?』
銀「いつかはしーらね。自分で勝手に調べてポリ公にでも何でも連れてかれちまえ。そして二度と牢獄から出てくるな。」
『悪かった悪かった。だってお前、たいてい女引っ掛けてんじゃねェかよ。神楽も言ってたぞ。』
ちょっとからかいのつもりで言ってみたが失敗。銀時はさっさと寝る準備を始めてしまった。
Aは肩を掴み引き止める。
『俺が悪かったから機嫌直せって。ほら、イチゴ牛乳やるから。な?』
銀「まったく俺がそんなもので釣られると思ってんのかお前…分かってねェな…」
『針がなくても釣れてるよ。しっかり掴んでんじゃねェか。』
イチゴ牛乳と聞いた途端、銀時がAの手にあるイチゴ牛乳を掴んできた。
Aはイチゴ牛乳を銀時に渡す。
銀「ちなみに…Aって金持ってんの?」
『………』
ギギギと音がしそうなくらい、ぎこちなくAは顔ごと視線を逸らした。
銀時はジトーッとAを見る。
『盗んでねェ。おつかいをしてやっただけだ。』
財布からお金を頂戴し、そこら辺のスーパーとかで買ってきたのか…
おおかた、機嫌取りの方法は新八や神楽に教えてもらったのだろう。
『それで……いつ来るんだ?』
銀「正確な日にちは知らねェ。この一週間は船の出入りが多くなるらしい。そこにもしかしたらいるかもな。」
『そうか………ありがとな。しばらく港に行ってみる。』
銀「…尾行してる奴はどうすんだ?」
『尾行されるヘマはしねェ。昔はちょっとやんちゃしてたもんでな。』
銀「うわぁ怖い。」
とにかく、Aが大丈夫と言うなら平気だろう。
ついて行かなきゃならない程ハラハラさせる奴じゃない。口の悪さはハラハラするが。
銀時はイチゴ牛乳に名前を書いて布団に入った。
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雨宿り侍 - ★九尾★さん» こちらにも来てくださりありがとうございます!嫌だなんてとんでもない!リクエストなどがくることはすっごく嬉しいです!番外編、書かせていただきます!! (2018年3月1日 20時) (レス) id: 4f270715fd (このIDを非表示/違反報告)
★九尾★(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品は面白かったです それでお願いなんですけどこの日常みたく番外編を書いてくれませんか?嫌だったらいいです とても良い作品だったのでまた続きがみたいなとおこがましいお願いすいません (2018年3月1日 19時) (レス) id: 0ceb133c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨宿り侍 x他1人 | 作成日時:2018年2月24日 14時