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番外編 ページ35

近「………子供?」


散歩に行くと行って出て行ったAが案外早く帰ってきた。子供付きで。

驚いた近藤は恐る恐る聞く。


『…?子供だが?』

近「うそォォォオオオ!!??」

『うるせぇ。蓮がビビってんだろ。』

近「だっだだだ誰!?相手はァ!?つーかAちゃんって子供産めんの!?」

『……何を勘違いしてんのか知らねぇが、とりあえず迷子だ。犬のおまわりは迷子の子猫を助けるんだろ?』

近「あ、迷子…迷子か……」


ホッと安心した。隠し子がいるのかと思って焦った。

近藤はゴホンと咳をしてAに尋ねる。


近「と、とりあえず、どこで会ったんだ?」

『………どこだ?』

蓮「二丁目だよ。」

『だそうだ。』

近「そうか。えーと、蓮くん?は、自分の住所わかるか?」

『二丁目じゃねーのか?』

蓮「おねーちゃんと会ったのは二丁目だけど、ぼくのいえはちがうよ。」


蓮が言うには、夢中で遊んでいたら帰り道が分からなくなるほど遠くまで来てしまったそうだ。

その途中で雨に降られて、びしょびしょになって困っていたところにAと出会った。


『ホントに“また”会ったな…』

近「…あ、前に言っていた迷子の子供か!」

『あぁ。』

沖「お………」


すると今度は沖田が正面からやってきた。Aの服を掴んでいる男の子を見て一言。


沖「式には呼べよ☆」

『もちろんだ。葬式は主役(おまえ)がいないと始まらないからな。安心して死んでいけ。』

沖「ただの冗談だろィ。軽く受け流せねーでどうすんでィ。」

近「Aちゃん、蓮くんが怖がるから殺気はしまおう、な?」


近藤が言うので仕方なく引いてやるA。蓮は純真無垢な瞳でAを見上げている。どうやら意味を理解していないようだ。よかった。

近藤は沖田に、Aが前に話していた迷子の子供だと伝える。


沖「へぇ。家が分からなくなったとは、随分マヌケなガキでさァ。」

蓮「とおくまできちゃったからわからなくなっただけだもん!しってるところにいけばちゃんとかえれるもん!」

沖「俺はそれをマヌケだって言ったんだけどねぇ。理解力も随分アホだ──」



ドゴッ!



子供相手に大人気ない沖田のケツをAは蹴りあげる。


沖「何すんでィスケベ。」


バカにされたことは分かるのか、蓮は涙目になってAに抱きつく。


『教育がなってねーんじゃねぇか近藤。』

近「蓮くーん、おじさんは怖くないぞー。」

『せめて聞け。』

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雨宿り侍 - ★九尾★さん» こちらにも来てくださりありがとうございます!嫌だなんてとんでもない!リクエストなどがくることはすっごく嬉しいです!番外編、書かせていただきます!! (2018年3月1日 20時) (レス) id: 4f270715fd (このIDを非表示/違反報告)
★九尾★(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品は面白かったです それでお願いなんですけどこの日常みたく番外編を書いてくれませんか?嫌だったらいいです とても良い作品だったのでまた続きがみたいなとおこがましいお願いすいません (2018年3月1日 19時) (レス) id: 0ceb133c1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨宿り侍 x他1人 | 作成日時:2018年2月24日 14時

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