クローンになる前、十一 ページ18
高杉家ではなくなった慎之介は、入れる墓などなかった。
だから、オッサンはわざわざ埋めてくれた。
たてられた石の前で、Aは立ち尽くす。
『………ごめんね……慎之介…』
「死んでも謝られたら、たまったもんじゃねェな。」
『…え?』
「過ぎた事はもう二度と直せない。なら、そこからどうしていくかを考えるべきだ。嬢ちゃん、アンタは小僧の願いを受け取ったんだろ?」
慎之介の願いを叶えてやる事が、今Aにできる最大の事だ。
死んだ慎之介に変わって生きる。
Aは零れる涙を拭った。
『もう……っ…できるの?』
「あぁ。いよいよだ。」
人間より優れた技術を持つ天人。
それをオッサンは、その技術を盗んだ。
片割れ製造。
Aが、慎之介に変わる。
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雨宿り侍 - ★九尾★さん» こちらにも来てくださりありがとうございます!嫌だなんてとんでもない!リクエストなどがくることはすっごく嬉しいです!番外編、書かせていただきます!! (2018年3月1日 20時) (レス) id: 4f270715fd (このIDを非表示/違反報告)
★九尾★(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品は面白かったです それでお願いなんですけどこの日常みたく番外編を書いてくれませんか?嫌だったらいいです とても良い作品だったのでまた続きがみたいなとおこがましいお願いすいません (2018年3月1日 19時) (レス) id: 0ceb133c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨宿り侍 x他1人 | 作成日時:2018年2月24日 14時