クローンになる前、五 ページ12
Aは、自分と慎之介を苦しめた家族への復讐として、わざと兄夫婦が家にいる時を狙った。
お前の娘は、人を殺せるほど強くなったんだと、知らしめたかった。
ｶﾞﾀﾝ!
｢誰だ！！｣
『数年経ったら忘れるのかな…？』
｢あ…アナタ…！｣
『妹の顔、忘れちゃった？』
刀を構え、不敵に笑うその姿は、一人前の暗殺者といえるほどに迫力があった。
病人の弟だけが味方の、弱々しい妹なんてどこにもいない。
『高杉×××、そしてその妻××の暗殺を遂行する。』
兄夫婦はずいぶん暴れた。
妻の方はあっという間だったが、兄は往生際が悪く暴れ回った。
その騒ぎを聞き付けた両親が、この部屋に来た。来てしまった。
｢…！！｣
そこにあったのは、
無惨にも転がる妻と長男。
暴れ回った形跡。
血が飛び散っている壁や床や家具。
そして、返り血に染まる、
勘当を言い渡したはずの、
｢A…！！｣
『………』
Aは縁を切った親に一瞥をくれ、早々に立ち去った。
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雨宿り侍 - ★九尾★さん» こちらにも来てくださりありがとうございます！嫌だなんてとんでもない！リクエストなどがくることはすっごく嬉しいです！番外編、書かせていただきます！！ (2018年3月1日 20時) (
レス) id: 4f270715fd (このIDを非表示/違反報告)
★九尾★(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品は面白かったです それでお願いなんですけどこの日常みたく番外編を書いてくれませんか？嫌だったらいいです とても良い作品だったのでまた続きがみたいなとおこがましいお願いすいません (2018年3月1日 19時) (レス) id: 0ceb133c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宿り侍 x他1人 | 作成日時：2018年2月24日 14時
