包帯幹部に衝突したら懐かれたんだが【文スト】【黒の時代】

自殺読本　九頁目 ページ11

Aside






C-11ってどこですかああぁぁぁぁ！！！











ただいま廊下を爆走中です








完全に遅刻だよ






相手も遅刻してるから良いけどさ！








こっち四徹目なの！






疲れてんの！






ふざっけんな！！











Hey S○ri !






右と左に道があります






どっち行けばC-11につけますか！？








右？






右だな！？








なんか後ろから黒服に呼ばれてる気するけど気にしない！










曲がり角が見えた








天の声が(多分)右に曲がれと言っているから右へ行こう







足に急ブレーキをかけて右に回転する











顔を上げて走ろうとするがそこにあるのは



















、



















＿＿＿一面の黒



















、



















『うわっ！』






「おっと…」












いたた…



















『全く、誰なの…』










何かにあたり突き飛ばされた






尻餅をついたから痛い









こっちは急いでるんだからやめてよ











そんな文句が浮かび相手に言おうとした






そうして顔を上げると…












「何でこんな時にぶつかるっていうんだい…」















「あの人を待たせてるというのに最悪だよ」














、



















『あ…』











さっと顔から血の気が引くような感覚がする











拝啓お母さん











今まで育ててくれてありがとうございます











私は本日死ぬかもしれません












、












「残念だけど君、私は今猛烈に機嫌が悪いんだ」











「名前と君の上司を言い給え」














、



















巷で有名な最年少幹部＿＿＿包帯幹部にぶつかってしまいました

自殺読本　十頁目→←自殺読本　八頁目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す