なんか、初対面の人に告白されたのですが。【まふまふ】

▽番外編2 ページ34

ぽたぽたと自分の涙が手の甲に落ちる。



「っ、そっかおめでとう！！」




うまく、笑えてるかな。




ま「……うわああああ、あのね！違うの、そうじゃなくて！！」



「……へっ？」




ぱっと正面を向くとバッチリ視線は会うわけで。



まふくんの表情には驚きと焦りがあった。


ま「……き、今日は何月何日でしょーか」



「4月1日……？







　あ、」




ま「ご、ごめんなさい……まさか泣くなんて思ってなくて……」



しょんぼりと眉を下げて謝るまふくんは可愛くて面白くて。


自分の感情にまっすぐなんだね、




そう感じていたら笑いがこみあげてきて。




「っふ、あはははは」




ま「っ、え！？」



「なんか、バカなんだなぁって思ってさぁ…


　っふふふふ、あははは」



ま「……なぁんだ…良かったぁぁ……」



「……私、まふくんに彼女ができたら応援できないかもなぁ〜」




ま「えええ……それ、ほんとなの？」




「んふふ、さあ？どっちだろうね」





うーんと考えているまふくんをみて幸せだなぁ、と感じた。



「さっき言ったことは、本当だよ」




なんて、言わないけどね。




番外編＊fin.

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