祝福10 ページ11
私と鏡花ちゃんは2人でスリと思わしき人物を監視していた。
その男は挙動不審であちこちを落ち着きなく見回している。
そして男の近くを通りかかった女性のカバンが空きっぱなしだ。
男は素知らぬ顔をし財布を────
次の瞬間鏡花ちゃんの夜叉白雪が男に襲いかかった。
男はすんでのところでよけ床に転がった。
ほぉ・・・あの動きは一般人じゃないなぁ・・・
とか思ってたら男はポケットから銃をとりだした。
私はそんな男に後ろからこっそり近づき腕を掴む。
私は静かに唱えた
『異能力────【無重力】
【触れたものを無重力にする能力】
なんともそのままの名前であるが仕方がない。
次の瞬間男の体が宙に浮かぶ。
私はそこそこ高くあげてから手を合わせ静かに呟いた。
『解除。』
それにより男は地面に叩き落とされた。
もちろん銃は没収した。
『任務解決だね!鏡花ちゃん!』
私は笑顔で鏡花ちゃんに言った。
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作者名:甘宮様 | 作成日時:2024年2月4日 19時