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プロローグ ページ1
────私は、生まれてきていい人間だったんだろうか?
よくそう考える。
そう考えてしまう私がさらに嫌いになる。
周りから好かれたいと思っているのに、周りに優しく出来ないの。
周りから優しくされたいのに、自分からつき離してしまうの。
だって突き放されたくないから、
相手から突き放されるくらいなら自分から離れた方がいい。
自分の身が可愛いから、
だから人に冷たくするの。
人なんて関わってもめんどくさい事にしかならない、
だったら私は最初から関わらない。
それは武装探偵社に入ったあとも変わらなくて、
何かを変えたくて入社したのに、
むしろそれは悪化して、
可愛らしくて、
優しくて、
慈愛に満ちあふている、
そんな嘘の仮面を深く被って、
・・・あぁ、息がしづらい、
生きづらいの。
誰か─────助けてよ───
・・・ただのめんどくさいやつだ。私。
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作者名:甘宮様 | 作成日時:2024年2月4日 19時