いらない 知らない 求めてない！！【文スト】

第8話 ページ9

─秘技─

【泣き落とし】
もちろん嘘泣きだ。
幼女という地位を生かし全力で泣く。
プライド？何それ知らない。
ついでにこの悪女顔はそこそこいいので(ヒロインには敵わんが)さらに威力増し増しだ。

これにより周りは私に同情する。

やっぱこれっすわぁ！！

ほら見てよ、チビが驚いてる驚いてる。


園児「せんせーよんでくる！あのこがかわいそう！！」


はいあざーす！


そしてぇ・・・

先生「こら！！！！中也君！！！暴力を奮ったの！？」

はい先生登場勝ち確ー！！

チビ「いやっ！ちがうよ！あのこがかってにきたの！！」

はいその通りです。
返す言葉もございません。
しかしね、チビ君よ、覚えておくといい。

この世ではね、怒ってるやつより泣いてるやつの方が同情されるのだよ！！

覚えておきな！これが現実だよ！


先生「なぐっておいてその言い方はなんですか！？はやく謝りなさい！！！！」

うぉおお、ヒステリックだねぇ、

チビ「・・・ごめんなさい・・・」

先生「そういえば！聞いたけど最近太宰くんにも嫌がらせしてるんだって？謝りなさい！」


太宰とは？

どうやらあの厨二病君の事みたい。
へぇ・・・嫌がらせされてたんか・・・
だから少し怯えてたのね、理解。

『せんせぇっ・・・いたいよぉ・・・！！』

私は可哀想な幼女の真似を続ける。


先生「あぁ！可哀想に！怪我はない！？」

私は先生に抱きしめられた。
ちゅーや・・・？とかいうやつがこちらを睨んでいたので舌をだしてやった。

そしたらアイツ顔真っ赤にして


ちゅーや？「せんせー！！あいつうそなきだよ！！！」

先生「そんなはずないでしょう！！ふざけないで！！！」

『ふぇええええん！！！！！』

・・・泣くが勝ち！

第9話→←第7話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す