第3話 ページ3
ん?誰の声だこれ?
おっさんの声だ。
でもこの空間には私以外誰もいない。
【混乱しているなぁ、実に愉快じゃ。】
よし情報にウザイし、性格悪いも追加で。
【おい、勝手に追加するな。】
え?心読まれてる?
【ほぉっほぉっほぉっ。儂を誰だと心得ておる?】
え?ウザくて性格悪いおっさんじゃないの?
【ちがわい!!失礼な!儂は神じゃ!】
・・・・・
【どうした?急に黙って。】
『そのぉ・・・ほんとにそういうの寒いんで・・・やめて貰えません?』
【お前さては人の心がないな?信じてないだろう?】
『逆に信じろって言う方がバカなのでは?』
【お前友達いないだろう?】
『はい、友達いないどころか花のJKライフを満喫することも無く家の自室にただただ引きこもってBL本よんで夢小説よんで乙女ゲーやってハル!ハル!って叫んでるただの女子高校生ですが何か?』
【・・・お前・・・】
やめてくれ神(笑)。
そんなに悲しそうな目で見ないでくれ。
【そうだ。ちなみにここは現実だ。夢では無いからな。】
はい?
夢じゃないの?
【あぁ、儂がここに貴様を呼んだのは他でもない、
貴様を好きな世界に転生させてやろうと思ってな。】
『え?』
”転生”
ずっと憧れてた魔法の言葉。
『え・・・でも・・・なんで・・・?』
自分で言うのもなんだけど私神(笑)に性格悪くてウザいおっさんっつったんだよ?
【それはな・・・
貴様が「転生したいなぁ」と口に出した記念すべき10000人目の人物だからだ。】
Oh………マジですか。
私ハル知ってから一日に100回は呟いてたよ。
それのせいか。
【マジだ。ずっと年に3回上がるかどうかの転生したいカウントがいきなり急増したからのぉ。
はっきりいうとかなりビビったわい。
それで転生のことだが、
一応世界を選ぶことが出来るが・・・】
そんなの・・・決まってる!!
『私は、迷恋の世界に行きます!!』
【迷恋だと?お前も好きなのか!?
まぁハルハル言い始めたからそうでは無いかと・・・】
え神も知ってんの?
【儂も大好きだ。】
ま・じ・か
神って乙女ゲーやんの?
初耳だわ。
【まぁよい。貴様ならば強く生きるだろう。どんなキャラになるかは儂も分からんから頑張るのだぞ?】
『まかせてください!この鈴木ルナ、死ぬ気で頑張ります!!』
【おう、行ってこい。】
私の目の前から光が溢れ出し私を包み込んだ。
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山本ル腐る(プロフ) - 甘色様さん» 私も文ス ト関連の夢小説を書いているのですが、良かったら合作しませんか?? (2月18日 14時) (レス) id: 8136df97a8 (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - 山本ル腐るさん» ありがとうございます!泣めっちゃうれしいです! (2月1日 21時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)
山本ル腐る(プロフ) - すごいいい作品だ……めっちゃ好き(๑♡∀♡๑) (2月1日 21時) (レス) @page12 id: 8136df97a8 (このIDを非表示/違反報告)
甘色様(プロフ) - くまのんさん» ありがとうございます!嬉しい! (1月30日 18時) (レス) id: 236baa30bf (このIDを非表示/違反報告)
くまのん - 超好みです!毎日更新楽しみにしてます!!! (1月30日 17時) (レス) id: d0f6523921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘宮様 | 作成日時:2024年1月15日 17時