第6話 甘色 ページ7
次の日の朝。起きるのがダルすぎて布団から出られなかった。
気づけば太陽さんは高い位置にあって、
小鳥さんはピロピロないていた。
まぁ何が言いたいかっていうと、
寝坊しました(白目)
いや、これ私は悪くない。
昨日夜遅くまで夢小説読んでたのも面白すぎるその夢小説が悪い。
朝起きられなかったのも離してくれなかったお布団が悪い。
現在時刻は8時。
あっれれー?おっかしいぞー?
たしか私の記憶だと私の出社時間は8時。
今目覚ましが刺しているのは9時。
…………遅刻確定や☆
私はベッドから転がり落ちそうな勢いで支度を始めた。
着替えて歯磨いて顔洗ってカバンにパソコンぶち込んだ(なってはいけない音がしたような気がしたが私はしらない)
そして山田にご飯をあげる。
え?山田は私が飼ってる猫だよ?
…………愛猫に推しの名前つけちゃ悪い?
てそれどころじゃねぇ!!
私は山田に投げキッスをして家を出た。
食パンを加え走る走る。
ん?少女漫画?ナニソレシラナイ⇽
安心して!イチゴジャムぬってあるから(ドヤ顔)
でも私の場合いっけなーい遅刻遅刻!
じゃなくて
いっけなーい地獄地獄(白目)なんだよなぁ………どうにかならないかしら。
遅刻確定なのよね。私の場合。
そんなことを考えて板からなのだろうか。
曲がり角で思いっきり誰かとぶつかった。
『すみません!お怪我は………』
「………いってぇ………ってAじゃねぇか」
まさかのこのチビ。
私今日の占い最下位くさいぞこれ。
『なんだあなたですかすみません返してください』
「すみません返すってなんだよ」
悪いが今はこいつに構ってあげられるほど暇では無い。私は今死ぬか半殺しかの瀬戸際なのだ。
『じゃ!いそいでるんで!』
そういってまた走り出そうとしたのだが中也さんにまた袖を掴まれる。
「そんなに急いでんのか………分かった」
ほら!人間話し合えば分かりあ「俺が送ってってやる」『はい?』
私の返事を待たず中也さんは私の膝の下に手を入れ持ち上げた。
いわゆるお姫様だっこだ。
『は?ちょセクハ「いくぞ?捕まってろよ?」……はってぎゃぁあああ!!!!!』
中也さんは私を持ったまま足の重力を消して高く跳躍しどっかの家の屋根に着地しまた跳躍する。
それを何度も繰り返すというこの荒業(白目)
『ぎゃぁあああ!!やめ!!やめましょ!!!うったえてやる!!!』
私の悲痛な叫びが届くことはなく私は探偵社前に到着。中也さんは満足気に帰った。
………………絶対に探偵社の人たちにあれ見られた。
許さねぇあのチビ。
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おにく(プロフ) - 青鯖と蛞蝓さん» ありがとうございます!カッコいいですよね、太宰さん! (3月21日 10時) (レス) id: 87b40d126e (このIDを非表示/違反報告)
青鯖と蛞蝓 - めちゃくちゃ面白いです!太宰さん最高……… (3月20日 11時) (レス) @page27 id: 09bc7e3967 (このIDを非表示/違反報告)
おにく(プロフ) - 名無し60099号さん» ありがとうございます!そう言ってもらえるとやる気出ますね〜。今後もよろしくお願いします! (3月13日 15時) (レス) id: 87b40d126e (このIDを非表示/違反報告)
名無し60099号(プロフ) - いつもひっそりと見させていただいてます!最初から面白さ全開でいつも更新を心待ちにしています!!今回も最高に面白かったですwww (3月13日 8時) (レス) @page25 id: 64f76c54cb (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 甘色様さん» えぇ!?そうなんですか!?ありがとうございます……!お互い頑張りましょ! (2月26日 21時) (レス) id: 09395bcd27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘宮様 x他1人 | 作成日時:2024年2月25日 19時