第4話 甘色 ページ5
カラスの鳴き声とともに太陽が沈みかけている夕方。
オレンジ色の雲の下を私は1人寂しく歩いていた。
…………べ、べつに友達いないとかじゃないからね！？勘違いしないでよね！？
なんてツンデレ夢主になってしまうほどには疲れている。
あの後午後からの探偵社でも太宰という名のクソ野郎にだる絡みされ私のライフはもう0だ。
帰ったら新しい夢小説でも探すか…………
そんなことを思いながら足を早める。
そんな時だ。
「ん？Aじゃねぇか」
…………最悪だ。
原因の2分の1が来た。
『…………………中也さん』
探偵社と敵対する組織ポートマフィアの幹部中原中也。
私は太宰治と同様このチビ間違えた中也さんが好きでは無い。
理由も聡明な諸君なら分かるであろう。
「帰りか？」
『別にあなたに関係ないですよね？私疲れてるんです、そこどいてください』
「相変わらず口悪ぃな、そんなんだから彼氏出来ねぇんだよ」
……べ、別に彼氏なんか居なくたって私には夢小説があるもん(涙目)
「…………………まぁ、俺が嫁に貰ってやるけどな」
……………はい出ました。
この人も太宰さんと同じくわたしに好意を寄せているらしいのですよワトスン君。
でもね別に私この人のことも太宰さんも好きじゃないんですよ、どっちかって言うと嫌いなんですよ。
『……………あ、中也さんなんかいいましたかー(棒)ぜんぜんきこえなかったなー』
「いや、なんでもねぇよ」
いやあるだろ知ってんだよ聞こえてんだよ。
私ははよ耳鼻科いけ現象なったフリするしかねぇんだよ。
てか頼む帰らせてくれ私の帰りを山田が待ってる！
「おや、蛞蝓が何私のAちゃんに絡んでいるのかな？」
………………ほんとにヤダ。
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おにく(プロフ) - 青鯖と蛞蝓さん» ありがとうございます！カッコいいですよね、太宰さん！ (3月21日 10時) (
レス) id: 87b40d126e (このIDを非表示/違反報告)
青鯖と蛞蝓 - めちゃくちゃ面白いです！太宰さん最高……… (3月20日 11時) (レス) @page27 id: 09bc7e3967 (このIDを非表示/違反報告)
おにく(プロフ) - 名無し60099号さん» ありがとうございます！そう言ってもらえるとやる気出ますね〜。今後もよろしくお願いします！ (3月13日 15時) (レス) id: 87b40d126e (このIDを非表示/違反報告)
名無し60099号(プロフ) - いつもひっそりと見させていただいてます！最初から面白さ全開でいつも更新を心待ちにしています！！今回も最高に面白かったですwww (3月13日 8時) (レス) @page25 id: 64f76c54cb (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 甘色様さん» えぇ！？そうなんですか！？ありがとうございます……！お互い頑張りましょ！ (2月26日 21時) (レス) id: 09395bcd27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘宮様 x他1人 | 作成日時：2024年2月25日 19時
