第22話 甘色 ページ23
─────とか思ってる時期が私にもありました。
私達の強固だったはずの絆なんて、
怒り狂う国木田ママの前では薄っぺらい紙切れに過ぎなかった(白目)
あの後女の子をお母さんの元に連れていき、警察に事情を説明し探偵社に疲れきった足で帰った太宰さん達+ボロボロの私。
とりあえず与謝野さんに治療してもらったあとは打ち上げ
──────という訳がなく国木田ママの前に並んで正座させられてからかれこれ2時間たっている。
何これ新手の拷問?
さっきのじじいの自称拷問が可愛く思えてきたよ?
「────だから!何度言えば分かるんだ貴様らは!?いつも口ずっぱく言っているはずだ!報連相をしっかりとしろ!!稲葉!お前が1番重罪だからな!なんだあの傷は!」
…………帰っていい?
てかママの死ぬほど怖い剣幕にポートマフィア幹部も正座して俯いて顔あげられてないよ?国木田さんマフィアに天職しなよ。
でも、
そんなに間違ってたかな、
女の子をなんとしても無事に返したかった。
それだけなんだけどなぁ……
「─────ただ、女の子を命をかけて守ったその勇気は探偵社員として決して間違っていない、よくやったな」
ニコッと笑う国木田さん。
『国木田さん、結婚しませんか?』
「前言撤回だ、」
「は?国木田君?……………何Aちゃんに告白されてんの?何、殺していい?」
「…………何言ってんだテメェ?…………殺してやろうかこのメガネ」
怖い、ヤンデレ怖い。
そうしてこの事件は無事?幕を閉じたのだった。
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おにく(プロフ) - 青鯖と蛞蝓さん» ありがとうございます!カッコいいですよね、太宰さん! (3月21日 10時) (レス) id: 87b40d126e (このIDを非表示/違反報告)
青鯖と蛞蝓 - めちゃくちゃ面白いです!太宰さん最高……… (3月20日 11時) (レス) @page27 id: 09bc7e3967 (このIDを非表示/違反報告)
おにく(プロフ) - 名無し60099号さん» ありがとうございます!そう言ってもらえるとやる気出ますね〜。今後もよろしくお願いします! (3月13日 15時) (レス) id: 87b40d126e (このIDを非表示/違反報告)
名無し60099号(プロフ) - いつもひっそりと見させていただいてます!最初から面白さ全開でいつも更新を心待ちにしています!!今回も最高に面白かったですwww (3月13日 8時) (レス) @page25 id: 64f76c54cb (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 甘色様さん» えぇ!?そうなんですか!?ありがとうございます……!お互い頑張りましょ! (2月26日 21時) (レス) id: 09395bcd27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:甘宮様 x他1人 | 作成日時:2024年2月25日 19時