第2話 甘色 ページ3
[Aは迷惑そうな顔をした]
なんてロゴがでてきそうな感じだ。
「どうしたのAちゃん、そんな苦虫を潰したような顔して」
………私はこの人、太宰治さんがあまり好きでは無い。
探偵社の中では一応上司に当たる。年齢は同じ。
いつも飄々としているように見えて頭脳明晰という夢小説で絶対ネタにされるキャラだ。
この人はしょっちゅうに私に声を掛けてくる。
はっきり言ってウザイ⇽
『………何の用ですか?』
「なんにも無いけど?」
『そうですか………』
じゃあ話しかけんなよ。
こう思ったのは私だけでは無いはずだ。
「Aちゃんが暇そうだな〜って思ってね」
『余計なお世話です』
私には夢小説があるので。
まぁ夢小説好きってことは口が裂けても言わないけど。
太宰さんにバレたら世界終わるよ?
私は届いた珈琲を飲み干す。
そろそろ休憩時間おわっちゃう。帰ろ。
『ではどうぞごゆっくり、遅刻してください』
「全く相変わらず口悪いね〜」
私はさっさと席をたち店の出口へ向かう。
「…………そこも可愛いけど」
…………ほら、これが原因だ。
どうやら私はこの男に好意を寄せられているようなのだ。
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おにく(プロフ) - 青鯖と蛞蝓さん» ありがとうございます!カッコいいですよね、太宰さん! (3月21日 10時) (レス) id: 87b40d126e (このIDを非表示/違反報告)
青鯖と蛞蝓 - めちゃくちゃ面白いです!太宰さん最高……… (3月20日 11時) (レス) @page27 id: 09bc7e3967 (このIDを非表示/違反報告)
おにく(プロフ) - 名無し60099号さん» ありがとうございます!そう言ってもらえるとやる気出ますね〜。今後もよろしくお願いします! (3月13日 15時) (レス) id: 87b40d126e (このIDを非表示/違反報告)
名無し60099号(プロフ) - いつもひっそりと見させていただいてます!最初から面白さ全開でいつも更新を心待ちにしています!!今回も最高に面白かったですwww (3月13日 8時) (レス) @page25 id: 64f76c54cb (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 甘色様さん» えぇ!?そうなんですか!?ありがとうございます……!お互い頑張りましょ! (2月26日 21時) (レス) id: 09395bcd27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘宮様 x他1人 | 作成日時:2024年2月25日 19時