検索窓
今日:41 hit、昨日:29 hit、合計:10,333 hit

第19話 おにく ページ20

さて、向こうでギャーギャー言ってる人は無視して......



ん?
ていうか、おっかしいな〜?

GPSは、皆んなを転送させたのとは別の場所を示している。


つまり、
女の子は犯人とは別室に居るのか。



犯人の目的は何だ?






「うわああああんっ!!」


『とりあえず助けなきゃ』


急いで女の子のいる部屋に向かう。


でも、GPSが示す場所に女の子は居なかった。


『はあ?!何で、』




いや、理由は簡単。


......なるほど、




地下か。


『あった〜!地下室への隠し扉!』



あとは女の子を回収すれば任務完了だね!

意外と楽だったなぁ、


〈A!今すぐそこを離れろ!〉


階段を降りようとすると、通信機(中也さんが持ってた)から声が聞こえた。


やけに焦っている中也さん。


ガコンッ


『へ?!』


踏んだ段が下に下がる。

その途端、謎の矢が飛んできた。


『なにこれ!?』

間一髪のところで、避ける。


危なかった......中也さんに声かけられなかったら、当たってたかも。


通信機から知らない人の声が聞こえる。


〈はははっ!!俺の異能は罠を仕掛けるのに特化してる!少女は一生助けられまい!!〉

〈そうゆうことらしい。今すぐ逃げた方がいいぞ〉


『はあ?』


〈なんだよ〉


『下に助けたい人がいるのに逃げるんですか?ばっかじゃないの?!こんな古風な罠、私の異能で、』


いや、無理だ。
対象を認識しないと私の異能は発動しない。


罠なんて急に来るもの、認識できない。


きっと中也さんもそれを分かってる。


でも、それでも、



『私は武装探偵社員です。中也さん、骨は拾ってくださいね!』

〈おい、何するつもりだ?!〉



私の異能は触った対象に発動する。

試したことはない。けど、


例えば対象が自分だったら?



自分は移動させたことがない。



やってみる価値はある。




『異能力、【サーカス】!!』



〈お、おいッ!!〉





体が光に包まれる。



......これ、体の一部だけ移動とかしないかな。

やっぱ、使わない方が良かったかも。

第20話 甘色→←第18話 甘色



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 双黒   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おにく(プロフ) - 青鯖と蛞蝓さん» ありがとうございます!カッコいいですよね、太宰さん! (3月21日 10時) (レス) id: 87b40d126e (このIDを非表示/違反報告)
青鯖と蛞蝓 - めちゃくちゃ面白いです!太宰さん最高……… (3月20日 11時) (レス) @page27 id: 09bc7e3967 (このIDを非表示/違反報告)
おにく(プロフ) - 名無し60099号さん» ありがとうございます!そう言ってもらえるとやる気出ますね〜。今後もよろしくお願いします! (3月13日 15時) (レス) id: 87b40d126e (このIDを非表示/違反報告)
名無し60099号(プロフ) - いつもひっそりと見させていただいてます!最初から面白さ全開でいつも更新を心待ちにしています!!今回も最高に面白かったですwww (3月13日 8時) (レス) @page25 id: 64f76c54cb (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 甘色様さん» えぇ!?そうなんですか!?ありがとうございます……!お互い頑張りましょ! (2月26日 21時) (レス) id: 09395bcd27 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:甘宮様 x他1人 | 作成日時:2024年2月25日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。