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数日して、竈門くんがこっちに向かっているそう。
今はやっと、第十二の半分くらいまで霞柱邸にぶち込んで、ひと段落ついたくらい。多分時透さんは竈門くんだけまじで特別扱いだろう。
竈門くんが来るのはおそらく第十八陣だろう。
実は合格レベルをだいぶ下げた。このままだと霞柱邸にぶち込むのは4日程遅れてしまいそうだったから。
隊士「「すみませーん!」」
冷気に耐えさせて、都度休憩を挟みを繰り返していると第十八陣の隊士の声がした。
一旦休憩してていいよ、と告げるとフラフラとおぼつかない足取りで暖かい部屋に向かう隊士達。
大丈夫?蛇柱とか風柱稽古は死んじゃうんじゃないの?
『どうぞどうぞ。君たち第十八陣だね?』
確認のため言うと、竈門くんが
炭治郎「そうです!よろしくお願いします!」
と元気よく言ってくれた。何これ眩しい。誰か代わってほしいよ。
『入って入って。疲れたでしょう?最初の30分は休憩。』
手のひらで催促すると、ホッとしたかのように頬を緩める隊士達。
地獄見るとも知らずにね。
屋敷に入ろうとすると、竈門くんに声を掛けられた。
炭治郎「雪篠さん!お久しぶりです!」
何これ眩しい。(2回目)
『久しぶりだね。竈門くん。元気だった?』
元気ではないよね。つい最近まで蝶屋敷いたんだから。馬鹿かよ私。
炭治郎「はい!元気です!」
『良かった良かった。じゃあ30分後に訓練開始するからそれまでしっかり休んでね。』
スーパー笑顔で言う。地獄の前の救いだよ竈門くん。
炭治郎「はい!」
30分後、第十七陣を休憩に入れ、第十二陣の残った奴から第十五陣まで、霞柱邸にぶち込む。
やっと人が少なくなった。
第十八陣にまず、訓練の説明をする。
『我が雪柱邸では、肺の強化をしてもらいます。肺が強化されると、技の精度が上がったり、体力が更に増えたりするの。その為に、雪の呼吸の冷気を3段階、耐えてもらうよ。』
話してる最中に段々と青ざめていく隊士達。
『じゃあ早速、1段階目。』
中庭に出て、花氷の強度をちょっとだけ上げる。
この時点で倒れた場合、音柱邸へさよならだ。
全員耐えれたので、第2段階。
堅氷を使う。この時点で倒れても、特に問題はなしと見なす。
とりあえず10分、呼吸を使って耐えさせて全員気絶せずに耐えれたので休憩を挟む。
こっちも疲れるんだよね。多分私が普段使ってる花氷の強度に合わせると全員天国への片道切符だからさ。
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三月の専属ストーカーなつめみく - いきてる!!(今更コメ) (10月13日 18時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - みんないきてる?! (6月18日 13時) (レス) @page27 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぐれ | 作成日時:2023年3月18日 0時