何に代えても貴方を守る ―２ｎｄ―

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「あのさ、みんな
　先に、僕に一つだけ
　言わせて欲しいことがあるんだ」

『みなさん、聞きましょうか？』

サ「そうだな」


...仕掛けてくる、行動が早い


「ありがとう、それじゃ...少しだけいいよね
　緊張しちゃうけど、言うね...」


鍵番は誰に渡ったんだろう


「実はボク、鍵番、なんだ
　黙っておくべきか...悩んだけど
　全滅だけは避けたいから...」


周りを見渡して見つけた、動揺した表情

...シュガーの視線の先と一致した人物


あぁ...最悪だ


Ｑ「本当か...！ 本当なんだよな...！？
　 他に名乗るヤツがいねーなら...
　 信じてもいいんだよな！」


サ「待ってください！！
　 私が...鍵番です！！」


サラは、鍵番(敵)だ


Ｑ「なんだとおおぉぉぉぉ！？」


「「鍵番が...二人！？」」


敵に回すには最悪の相手

でも、今回の私の敵

...ごめん、サラ、君を貶めるしか
今の私に、シュガーを救う方法はない


「へぇ...そう来るんだ...サラさん」

サ「それは...こっちのセリフです、ソウさん」

「ホエミーの説明では鍵番は一人...
　キミがこんなウソを付くなんて
　思いもしなかったよ」

ナ「どうなってるんですかぁ...！？
　 どっちかが、ウソを付いてるんですかぁ！？」

『そういう事になるはずです
　ルールブックにも書いてありますし...』

Ｑ「...ぐ...！」

レ「...ワケわかんねーよ...！」

ケ「まあまあ、落ち着こうかみんな」


ケイジさんは、完璧なサラ側だ
とにかくこの人を抑え込まなきゃ

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