ねぇ。-19 ページ20
部屋を出ようとした途端。
今度は私の手首が動かなくなった。
先生が、ネクタイを使って縛ってしまったようだ。
でも、痛くない。
跡が付かないように加減している。
『逃がさない』
含み笑いをして、手首に繋がったネクタイを引っ張った。
こんなことになるなんて。
正直。
こうなると思っていた。
期待していた。
『…これ、取ってください』
『俺が満足したらね』
何度か私の手の甲に口を落とした
『なんで、俺にあんなことしようとしたの？』
赤くなった手首を私に見せつけるように
先生は私に触れる
『…なんで、でしょう、わからない』
ほんとは、きっと、わかってる。
『なんだそれ、』
私の顔にギリギリまで近づいて
わざと音を鳴らして口を落としてきた
『今度は、俺の番ね』
その言葉にひどく粟だった。
ーーーー
先生はすぐにでも解けてしまいそうなネクタイで縛った私の手首を背中に回し、
リボンをとって、ワイシャツのボタンをぷちぷちとはずした
ネクタイがものすごく緩いのは
嫌なら逃げてもいいってことなんだと思う
でも、先生はそんなこと言わないし
私は気付いているけれど、しようと思わない。
そんなことを考えていると
『余所事、考えてんだろ』
鎖骨から肩にかけて、先生の唇が這った。
『ふっ…ん…ぁう…』
いつもは、手で口を覆えるのに
今日は私にそんなことできる手はないから
ついつい唇に歯を立ててしまう。
鎖骨に先生が強く吸い付いた
『ぃた…い｡』
『俺の』
指でなぞっては満足気に笑う
私の目線よりも下にいる先生は
ワイシャツがはだけて鎖骨が見える
とても、見ていられないほど色っぽい。
勢いよく前にもたれかかって
先生の鎖骨に自分の跡をつけた。
『…さっきはしなかったくせに』
口を深く貪られて、体をまさぐられて
自分ではないような声が出た
『…ぁ、ん…ぅ…ふぁ…』
『…これ以上煽るのやめろ』
ぐしゃぐしゃと髪を掻く先生に
とても、嬉しくなった。
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わわわわい - 続きがめっちゃきになります！！この作品大好きです！更新がんばってください！ (2018年12月28日 13時) (
レス) id: 0350a0b474 (このIDを非表示/違反報告)
いつき - 音嶺さんの書く作品(？)大好きです！私の知ってる限りは全部読んじゃいましたwwすみませんwこれからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年8月4日 17時) (レス) id: 92e7b0d2b2 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ - 凄く面白いです!!「イケメン嫌いです。」から来たのですが、めちゃくちゃ面白くてビックリしてます!音嶺さんの書くちょっとSなキヨさんにドキドキ(?)してます笑 更新頑張ってください!! (2016年3月21日 21時) (レス) id: 9a8bebbee5 (このIDを非表示/違反報告)
にゃこ(プロフ) - コメント失礼します。めっちゃ好きです(唐突) お礼ちゅっちゅすんのめちゃめちゃ可愛いです更新頑張ってください！！！！ (2016年3月14日 22時) (レス) id: 4843b049e3 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - あっ、返事下さってありがとうございます！！！！！！！ (2016年3月13日 16時) (レス) id: 536688b315 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音嶺-otone- | 作成日時：2016年3月10日 23時
