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◆
｢あっあの、A先生…｣
『んー、どした？』
門をくぐって歩きながら、ふとイルマくんが俺に声をかける。
オドオドしたような雰囲気は相変わらずだ。警戒されてるのだろうか。ちょっと傷付く。
しかしイルマくんが口に出したのは、そんな気持ちをどこかへやってしまうような衝撃的な言葉だった。
｢おじいちゃんって…この学校の理事長なんですか？｣
『……ぇ、知らなかったの！？』
衝撃だった。知っていた上で特待生入学なのかと思っていた。いや、これに関しては無理もないだろう。
『はぁーそうかぁ…、バビルスの理事長がサリバン様っていうのは結構有名な話だと思ってたんだけどなぁ…』
｢す、すみません！何も知らなくて、｣
『や、謝らなくていい。…もしかしてイルマくん遠方出身？学校に通うことになったから理事長のとこに来た感じかな』
俺の言葉に、イルマくんは数瞬、詰まった。
視線を下げて、｢まあそんな、感じです｣と応える。
視線を下げるのは警戒心と恐怖心を隠す心理行動だと、精神医学教師のムルムル先生が言っていた。
…なんか、訳アリだな？イルマくん。
何となく、理事長が俺を臨時SDに任命した理由が分かった気がした。
『…そうかあ〜！じゃあバビルスのこと色々教えてやらないとなんないな！』
俺の突然の快活な笑い声に、イルマくんは再び視線を戻す。
こころなしか、彼の笑顔に若干の余裕が生まれたような気がした。
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ごぼろん(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです！！主人公の性格好きすぎるっ(笑) (4月20日 19時) (
レス) id: 8df60f87e3 (このIDを非表示/違反報告)
進撃のBAKA - ふぁあああ超よかったです、、、。 (3月4日 22時) (レス) @page29 id: c9bdcb4418 (このIDを非表示/違反報告)
白亜紀(プロフ) - 抹茶ねこ。さん» 抹茶ねこ。さんこんにちは！薬学いいですね！！貴重なご意見ありがとうございます〜！ (9月29日 19時) (レス) id: 307c896a12 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ねこ。 - こんにちは！非ログですが楽しく読んでます⸜(*ˊᗜˋ*)⸝ 担当教科、薬学とかどーでしょ!?(*´ ꒳ `*) (9月29日 17時) (レス) @page13 id: ab71a77d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白亜紀 | 作成日時：2023年9月27日 16時
