鼻水が滝のようだ ページ32
私は衝撃を受けた。
「さっさと歩け、このウスノロ！」
クレイマンがミリムを殴ったのである。
「ノロマめ、さっさと席に座りなさい。」
ミリムならここで怒ってクレイマンをボコボコにするだろう。
しかししなかった。
あぁ、操られているのだ。
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない……。
ミリムは私の妹のような存在だった。
いや、実際に親が同一人物……ヴェルタナーヴァなので姉妹と言えるだろう。
許さない……。
「ラミリス、ちょっと私一瞬抜けるから。クリムゾン、ミザリー貸して。ちょっと実家に帰るわ。」
実家。
私がヴェルザードに連れ帰られる前にいた孤島であり片割れの魂がある場所。
その孤島は一応魔王レオンの領地に入っているのだが……まあ、入っても許してくれるだろう。
孤島の中央部に大きな神樹が立っていて、その神樹に私の魂が宿っている。
その魂を自分に戻すことで全盛期とまではいかないがかなりの力を持つことが出来る。
「今回はクレイマンを本気で潰そうと思っている……いいよな？」
「……仕方ねぇな。数百年ぶりのユグドラシルのお願いだからな。ミザリー、ついて行ってやってくれ。」
少しクリムゾンがため息をついた。
「流石、クリムゾン。話がわかるね。そういうとこ結構好きだよ。」
「知ってる。ちなみに俺は愛してるぜ。」
「それはここにいる誰だって知ってることでしょうが。」
クリムゾンはふっと笑った。
「ほら行ってこい。」
私とミザリーは顔を見合わせ、扉を開けて外に出てから転移の魔法を使ったのである。
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クナルカ(プロフ) - ギィ良いっすよね (2021年10月21日 17時) (
レス) id: ec4941539b (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - ディアブロの名前を夢主が付けてディアブロが夢主の家来になってる小説書いて欲しいです (2020年1月12日 20時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
サントノーレ(プロフ) - 映奈さん» あざまあああああああああああああああああああす!!!!! (2019年8月16日 4時) (レス) id: bda1a6d2fa (このIDを非表示/違反報告)
映奈 - 私は悪魔達全員好きです♪頑張ってください！ (2019年8月13日 15時) (レス) id: 568aa2db14 (このIDを非表示/違反報告)
サントノーレ - 夜桜さん» ありがとうございますｯｯｯ!!!! (2019年5月4日 14時) (レス) id: bda1a6d2fa (このIDを非表示/違反報告)
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