55話【お化け屋敷】na ページ19
かみぶくろ、ノラア、はぁな。は肝試しと言う名前のお化け屋敷や廃墟巡りが好きだった。
どちらかと言うとかみぶくろが好きで、ノラアはかみさんが行くなら行くよ〜と言い、はぁなは本音を言うと絶対に行きたくないのだが、その場逃れかなにかで毎回着いていくことになってしまうのだ。
今回は曰く付きの館を”仕事で”、探索する事になった。
かみ「ついたで〜」
ノラ「呪いの館、やっけ？」
かみ「そぉそぉ」
中々怖い雰囲気があるな、なんて考えながら扉を開ける。
ギギギ、と重々しい扉が開き、埃を被ったワインレッドの絨毯が見える。
どうやら人は住んで居ないらしい。
かみぶくろは行くぞ〜、と後ろを振り向く。少し楽しそうなノラア…と本当に嫌そうな顔をしているはぁながプルプルとしている。
行くぞ！と何度言っても嫌々と首を振るはぁな。
かみ「……置いてくよ？」
はぁな「待ってそれは嫌」
はぁなはかみぶくろの背中に隠れて扉をくぐった。
ノラ「はえーいかにも、って感じやな」
ふむ、と腕を組むノラア。
道は右、左、真ん中。どれを進むか。
人間は左に進みたがるとどこかの偉い人が言ってたから……
かみ「バラけて散策する？」
ノラ「そうしよか、はよ終わるし」
じゃあそゆことで！！！！
はぁな「無理無理待って！？やだ！！」
かみ「うぐっ」
かみぶくろは左に、ノラアは真っ直ぐ進もうと一歩踏み出した瞬間、はぁなはかみぶくろの首根っこを掴んだ。
かみ「ゲホッゲホッ、死ぬって…」
ノラ「だ、大丈夫？」
喉を押さえ咳き込むかみぶくろ、慌てて背中をさせるノラア、今にも泣きそうなはぁな。
とんでもないカオスである。
ノラ「じゃあ、行きましょか。3人仲良しこよし、皆で探索れっつごぉ」
かみ「あ、書類見っけた〜」
ノラ「私も見つけたで」
はぁな「これとかそうじゃない？」
やり始めたら作業が早い。手際よく一部屋づつ探す。
ズ、ズ____
かみ「え、何の音？」
ノラ「……なんか、引きずって…？」
はぁな「……。」
え、と3人同時に後ろを振り向く。
__白い、顔の_____。
ノラ「ん、あ、え？」
かみ「なんで外居るの？」
はぁな「無理無理無理」
はて、いつの間に外に出て居たのだろうか、少し上を向くと、やはり想像通り、屋敷が見える。傷んだドアと、苔の生えた階段。
さっきまで中に居たはずなのに。
夢なのか、いや、手にある書類を見る限り夢ではない。ならなぜ。
そんな考えも本当に怖がっているはぁなを見れば忘れた。
じゃあ書類も集まった事だし、帰るか、そうかみぶくろが言うとはぁなは大きく首を縦に振ったのだった。
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かみぶくろ*(プロフ) - ぐさん» 純水はほとんど電気を通しませんが、一応川だったので行けるかなぁというふわふわした認識で書いておりました。水というセリフは川の水ということで（）えーっと見逃してください☆（曖昧な解釈でお手数おかけしました。これからもどうぞよろしくお願い致します） (2022年12月17日 2時) (
レス) id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
ぐ - 素敵なお話でした。続きを読ませていただける日を心待ちにしております。(私のコメントが不快でしたら、消していただいて構いません。深夜にコメント失礼いたしました。) (2022年12月17日 1時) (レス) @page34 id: 017b983cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐ - すいません…非常に面白みの無いことを言います…。水は電気を通しません…。ただし、川の水などの不純物を多く含んだ水はイオンが入ってるので電気通ります…マジレスおもんないっすよね…すいません(じゃあするな？誤った見識は専門職として見逃せないのです) (2022年12月17日 1時) (レス) @page34 id: 017b983cf1 (このIDを非表示/違反報告)
カゲ - レインが…二人…？！ (2022年11月4日 6時) (レス) @page23 id: c6fc8570f0 (このIDを非表示/違反報告)
和不可狐(プロフ) - やべぇ…御札大量生産せな…(震え)あ、元みずきです… (2022年10月23日 2時) (レス) @page22 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：A's【アライアンズ】 x他3人 | 作者ホームページ：
作成日時：2022年5月14日 23時
