五奇人ともう1つの物語 (ページ28)

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作戦実行!! ページ28

楓奏目線

ライブ当日、とうとうスバルくんに今回のドリフェスには出さないことを言った。
表向きはスバルくんをやめさせたことになってる。
書類上はやめてないけど...。
口論になってスバルくんはそのまま出ていっちゃった。
引き止めたかったけどぐっと堪えた。

佑樹「おい、楓奏！お前何を勝手に...。」

やっぱり怒られたかと思ったが、怒る声は途中で小さくなって言った。

竜臣「楓奏、なんで泣いてんの？」

その言葉でようやく、自分が泣いているとこに気づいた。

楓奏「えーっとね、今日はスバルくんの誕生日なんだ。それで今日はスバルくんのお祝いがしたくて、今日のライブ、スバルくんに観客席で見ててもらいたかったんだ。だから、生徒会長さんに無理言って、スバルくんを一時的に除名したんだ。本当に辞めさせたわけじゃないから安心して。...ふぇええん。」

竜臣「言ってる傍からなんでお前が泣いてんだよ！」

佑樹「全く、楓奏はしょうが無いなぁ。スバルと喧嘩したの辛かったんだろ？スバルにも伝わるようにライブで証明しようぜ。」

楓奏「...うん。」

竜臣「泣き止んだら行こうぜ。お客さんが待ってんだから。」

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スバル目線

楓奏と喧嘩して、そのまま外に飛び出してきてしまった。
そのままブラブラと歩いていると、朔間先輩にあった。

零「あれ？スバルくん、これからドリフェスだろ？こんなとこにいていいのか？」

朔間先輩に訳を話すと、朔間先輩は不思議そうな顔をした。

零「楓奏はそんな事するような子じゃないと思うんだけどなぁ。」

すると、スマホが震えた。
相手は佑樹だった。

スバル「楓奏はサプライズがしたかっただけらしいからほかの人達と最前列で見てて欲しい？何のサプライズだろう。」

零「ははは。スバルくんは愛されてるってことじゃないか？ほら、指示通り、最前列に行こうぜ。」

楓奏の考えていることは分からないけど、本当に嫌われた訳じゃなくて本当にホッとした...。

この時は、楓奏の本当の意図を読み取ることが出来なかった。

...to be continued