【忍たま】天女の邪な心は、全て悪魔の仕業なのです (ページ2)

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噂ページ2

忍術学園は、混沌の渦に巻き込まれていた。

きっかけは、空から女が落ちてきたこと。
その女たちはみな、口を揃えて彼ら___忍たまの名前を当てた。
次第に、上級生は天女にメロメロになり、
委員会や授業に参加しなくなった。
それに加え、妖術にかかっていない下級生を殴る、などもさせる。

そして、正気を取り戻した人が天に還す。
それで一件落着のはず。

でも、下級生と上級生にできた溝は未だに埋められていない。
それに、三回も同じことがあった。

流石にもう、騙されない。

忍たまたちはそう豪語していた。

ある日、学園にはある噂が飛び交った。
「裏山で、見慣れない人が倒れている」と。

一人だけで行かせるのは危険だと判断した学園長先生は、
六年生と先生、くの一教室の六年生が行くことになった。

くの一教室の六年生、栗原琴羽は、
天女と何らかの関わりがあったことはない。
でも、怒りはしていた。
彼女の親友の、高梨雅に手をかけたから。

Aは、天女と呼ばれた人達の事は信用していなかったが、
悪い人ではないと思っていた。

そう、それもそのはず。
彼女には、ある教えがあったのだ。

「人の心に住む、邪なものは全て、
悪魔の仕業なんだよ。」

死んだ彼女の母が生前にいった言葉。
悪魔の仕業、というと必ず笑われるが
それでも彼女は信じている。