【忍たま】修学旅行でタイムスリップなんじゃらほい【ニューダンガンロンパV3】

食堂でわかるいまの忍術学園の現状 ページ10

Aside

ゴン太と来てみたら、
中が凄く甘ったるい臭いで満たされていた。
料理の美味しい香りをかき消してる。
しかも、ここからでは見えないが誰かを
見たところ上級生たちが囲っている。

・・・もしかして、
「あ、天女さんだ」

ゴン太に怯えてたやつか。
弱っちいな。ゴン太優しいのに。

食堂のはじに希望ヶ峰学園生徒たちが固まる。
あー、居心地がいい。実家のような気分。

「美兎ちゃん、隣座ってもいい？」
「俺様のとなりに座れて、嬉しいだろ！？」
「あったりまえじゃん！」

美兎ちゃんの隣に座る。
仲がいい、幼馴染なんだ。

今日の定食はあたしたちがきたせいか
少し豪華、らしい。
守一郎と三木ヱ門が言っていた。

Aはざるそば、Bは親子丼、Cは刺身。

「竜馬は定食どれにする？」
「俺は親子丼を選ぶ。」
「お、竜馬らしいね！美兎ちゃんは？」
「オレサマは刺身を選ぶぜ！」
「そなんだ〜。あたしはざるそばにするか。」

「全員頼んだ？
じゃ、食堂のおばちゃん！合図を」
て、モノクマがいうと、
さっきまでの優しいおばちゃんが
鬼の形相になり、

「お残しは許しまへんで！」
「いただきます！」

こうなった。
食堂にいたのは四年生から上。
あと、あたしたちも。


おいしすぎて先輩たちにも食べさせてあげたい

軽く雑談しながら食べていると、
視界に入れておくには拒否するような容姿をしている、天女がやってきた。

「こんばんは！
あなたたちが新しくやって来た人たちですよね？私、可愛伊奈(かわいいな)っていいます！
天女様って、呼んでください！
よろしくお願いしますね♪」

っていっている。
いや、個人的にはよろしくしたくない。


・・・天女の様子が可笑しいぞ。

「ｯﾌｪ・・・あの眼鏡かけてる巨漢の人、
私に脅してきたんです・・・
『虫、嫌いなの？』って・・・ﾋｯｸ」

あ、やっちゃったじゃん。

さっきまで穏やかだった上級生が
即座に殺気を出してゴン太の席へ向かう。
六年は天女の護衛、守一郎と三木ヱ門は
なぜか是清の隣にいる。
巻き込まれたくないのはよく分かる。

「おい、天女様を傷つけたのか？貴様。」

赤いドレッドヘアーのやつがゴン太に言う。
「えっ、ゴン太は、ただ、
『虫なんて全部消えちゃえ』って笑っていた
天女さんに『虫が嫌いなの？』って聞いただけだよ？」

ゴン太のことが正しいのは百も承知だ。

「虫も大切な生き物なんだよ？
命を粗末にする人が、ほんとに天女なの？」

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