らくだい魔女と青春の始まり (ページ20)

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日が沈んできて､ふかいオリーブ色の森にひっそりとたたずむ赤く染まる大きな『緑の城』｡
庭を見てみると1人召喚魔法の練習をしているカリンの姿があった｡

フ「おーい！カリーン！」

カ「え､フウカちゃん？それにキースと､あと1人あれは...たしかぁ～ルークくん！？」

ル「はじめまして､カリン姫」

カ「姫だなんて恥ずかしいわ～｡ルークくん呼び捨てで良いのよぉ～？」

フ「あたしの時とえらい態度が違う...まぁカリンはスーパーパーフェクトプリンセスだけどね」

ボソッっとつぶやくと

カ「なに～そのスーパーパーフェクトなんちゃらって？」

フ「ううん､気にしないで」

カ「そう？それにしてもキースまでそろってわたしに何か用かしら？」

キ「え～と､わからない薬草があって､詳しそうなカリンにきこうと来たんだけど､時間あるかな？」

カ「ええ､力になれるかわからないけどわたしでよければ...」

キ「ありがとう」

キースはそう言って微笑んだ。
カリンは少し顔を赤くしている｡
その光景を見てるとなんだかズキッとした｡痛む心臓を抑えながら
フ(あたし､ほんとにキースのこと好きなのかな？)
と首をかしげているとキースが

キ「フウカどうした？体調悪いのか？」

ドッキーン

フ「ううん､全然平気」

フ(び､びびびびっくりした～！心臓とびでたよ…まあ､それはおいといて､カリンはチトセのことが…)

するとカリンが