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太宰の恋人とは 。 ページ4

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「…………一寸待ってよ、A

  乱歩さんと知り合いだったことも驚きなんだけれど
  其れよりも、今 話してたの、何の話だい。」







太宰とAが疑問符を付けない場合は、


黙秘権を使わせない為の威圧か

確信出来る根拠と理由がある時の二つ。




此の場合は前者。




Aが苦手な時の太宰だ。






大抵、こう云う時は 目を合わせて聞いてくるから
Aも下手な誤魔化しは出来ないし、話せない。


尤も、相手が太宰と云う時点で Aの誤魔化しは通用しないが。









「………其の話はプライベートにしろ。


  今は混乱してる探偵社員の対処と自己紹介が先だ。」









江戸川の助け船で 助かったAは

はぁ…… っと安堵した様子を見せた。





そんな様子を見た太宰も、「帰ったら容赦はしない」
と、釘を刺して Aを解放した。









『……うぅ………




  えっと、自己紹介が遅れて仕舞い誠に申し訳ありません…



  もう察せられているかと思いますが
  隣の彼、太宰治…さんと付き合っています。

  乱歩さんとは前職からの知り合いです。


  前職で色々と在りまして、本日から
  此処、武装探偵社で働かして頂く事になりました。

  宮應 A と申します。
  歳は太宰と同い年です。

  異能力も一応所持しています。
  えっと……宜しく…お願いします……。』






「因みに、Aの前職は私と同じね〜」









「………いや、いやいやいや。


  色々 突っ込み処が在りすぎるんだが…
  お前は…其の、本当に此の 包帯無駄遣い装置と
  付き合っているのか………!?」





『……ふふ、此処でも変わりはしてないって事でしょうねぇ…


残念ながら、本当ですよ。……国木田さん?』




「………な、何故 俺の名前を………」






『新しい職場で働かして頂くのですよ?

  職場の方の名前と異能は知っておく巾です。
  まぁ、性格や其の人の性質は知りませんが。』





其の時、彼女の黒い本質が見えた様に感じた国木田は。









「………国木田くん…… Aに手 出す積もりなら
  私も黙っている気はないのだけど……?」






自身の異能力 ─── 独歩吟客 ─── によって
造り出した拳銃をAに向けた。









『───打ちたいのならどうぞ。

  私も、命乞いをする程 此の命を惜しいとは思ってないので。』









.

咎められぬこと 。→←夜が連れてきたのは __ 。



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シディア - 続き読みたい! 消さないで、、、ほしい (2021年7月27日 23時) (レス) id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きを読める事を楽しみにしています (2021年4月14日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
りりむ(プロフ) - 消さないで〜 (2020年3月29日 18時) (レス) id: 31d6b5db5b (このIDを非表示/違反報告)
みしゅあッ! - 語彙力が無いのであれですが…… 兎に角消さないで下さい!! (2020年3月29日 18時) (レス) id: 0545beb8d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵時雨 | 作成日時:2020年3月27日 3時

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