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＿＿
「平腹？どうし……っ」
一瞬だった。
喉元を捕まれ壁に押さえ付けられる。
「＿＿ッ！」
平「……」
平腹のその顔は、恐ろしく無表情だった。
体、声、顔、すべてが平腹なのに、平腹じゃない。
そう、まるで心だけが別人かのような…
「…あっ…ぐっ…！！」
ものすごい力で首を締められる。
ギチギチと音がなり呼吸ができない。
気道が潰され少しの空気の行き来の音が口から漏れている。
ヒューヒューと溢れる音が不快感を感じさせた。
平「……」
「…うっ…あっ……っ」
宙に浮く体を必死に動かす。
しかしびくともしない。
だんだんと意識が遠のいてくのが分かる。
意識が飛ぶ数秒前、私は咄嗟にバールを振り回した。
平「ッ！」
「ゲホッゲホッ！」
ちょうど腹部に当たったようで平腹が手を離す。
気道の圧迫が消え、私の体は酸素を欲した。
「はぁーはぁー…ケホッ…っ」
佐「神影ちゃん！大丈夫！？」
肩で息をしていると、佐疫が駆け寄ってきた。
どうやら物音を聞いてこちらに来たようだ。
佐「何があったの？」
「今…平腹、が」
佐「平腹？いたの？」
「そこ、の…リハビリ…室……にいた、けど」
途切れ途切れに頑張って起きた出来事を伝えた。
佐「思ったより、手強いかもね」
私の背中をさすりながら佐疫は言う。
私は呼吸を整えると佐疫に向かい合った。
「平腹だったのに、違った…操られてるってこと？」
佐「そこは判断出来ないけど…
亡者が入り込んだってことも考えられる」
「なんにせよ、注意しろってことだね」
佐「単独行動は控えよう、斬島も心配だ」
「うん、よし！行こう！」
勢い良く立ち上がるとバールを手に取る。
佐疫は微笑みながら私を見ていた。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ぎぃやぁぁぁぁあ！！！！
また！！！
評価！！！
増えてる！！！
うれしいー！！！！
もうまじでありがとうございます！！！！！
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ゆっきい - 田噛がイケメソすぎて涙出てきたお、、、、、 (2016年9月17日 9時) (
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作者名：燐音 | 作成日時：2015年7月4日 16時
