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『_…!夜になったよ!遊ぼう!』

『月が綺麗だね…!また見にこよう!!』


まただ。
また昨日と同じ夢だ。昔の私と一人の少年。

うるさく響くアラームを聞きながら布団から身を起こす。

今日から、英智兄様の紹介により夢ノ咲へと転校する。
とても明るく、楽しい場所と嬉しそうに話していた。

着替えを済ませてリビングへと足を運ばせては、英智兄様が顔を出していた。


「ゆっくり寝ることはできたかい?おはよう、A。」


クスッと笑いながらふわっと撫でてくる。

代々天祥院家の執事をしている華月家は天祥院家には逆らえない。


「さあ、朝食を食べて学院へ行こうか。」


静かに返事をしては席へと座る。
昔とは違うとても静かな朝食の時間。



.




.




この生活が崩れるとはこの時の私は思ってもいなかった。



.

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作者名:雛鶴月 | 作成日時:2017年12月16日 3時

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