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え、え、なんて答えたらいいんだろう。

貴方はゲームの中のキャラクターで、本来はここにいるはずじゃないんです、って?

いや、こんなに可愛くて最高の推しに対してそんなこと言えないよ……‼︎

……それに、そんなこと言ったら、なかむ君が消えてしまうかもしれない。

でも、名前を知ってるって言っちゃったから、初めて会いましたとは言えないよね。

ここは、『学校一緒だから名前知ってるけど話したことはない気がする』という程で……。

いやそれも傷付くかもしれないけど、もう他に言い訳が思いつかない!

い、一応50%は嘘じゃないから‼︎


『なかむ君って、白尾高校だよね?』

「え、うん。2年C組、今は学級閉鎖中で、テストは別日だから今日は休みだから来たんだけど」


わざわざ説明してくれるなかむ君。だけど、なかむ君の中ではもう説明したことになってるんだろうな。


『あの、私……なかむ君と話した記憶が、無くて』

「……へ?」

『名前は一応、知ってるんだけど。話したこと、無いような気がしてるんだ』


少しの嘘が入り混じっていることに罪悪感を抱きながら、真剣に言葉を紡ぐ。

なかむ君は上擦った声を出して、頭を抱えた。


「えー……でも、LINE返ってきたよね?」

『公式ラ……えっと、恥ずかしながら、近所のお姉さんと勘違いしてまして』

「近所の……⁇」

『一人暮らしだから、気遣ってたまにご飯作りに来てくれる人がいるんですよ。苗字が中村だから、あだ名にLINEの名前変えたのかな? って』


大嘘である。

コンビニ弁当愛用者だし、なんなら近所に中村なんて人は1人もいないのである。


「そっかぁ……じゃあさ」

『はい』

「俺が、どうだったのかも話していい?」


私は、こくりと頷いた。

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作品ジャンル:恋愛
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Alice(プロフ) - ラべシワさん» コメントありがとうございます。応援していただけてすごく嬉しいです! 更新少し滞ってしまい申し訳ないです。頑張るので、これからもご愛読いただければ幸いです! (1月16日 6時) (レス) id: 3921b98651 (このIDを非表示/違反報告)
ラべシワ - 推しが画面から出てくるなんて幸せです。投稿頑張って下さい。応援しています。 (1月15日 22時) (レス) @page16 id: 8585bd908d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Alice | 作者ホームページ:×  
作成日時:2024年1月8日 21時

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