比翼の鳥 (ページ11)

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貴方side

『よし、終わった！！！提出もできた！！あのハゲ、今頃驚いてるだろ！！』

うっかりハゲって言っちゃった‥ま、いっか！進太郎くん以外誰も聞いてないだろうし

柳沢「Aちゃん、頑張ったね。お疲れ様」

『ううっ、癒やし‥進太郎くん‥』

柳沢「Aちゃん、頑張ったご褒美に今週ずっと俺がご飯作るね！家の中で家事ばっかりしてくれているから、何かしてあげたくって‥。ご褒美というより、いつでも作ってあげるからね！」

『音食キッチンでレシピ出してたもんね‥進太郎くんの手料理食べられるとか、前世私の功績良すぎだろ‥』

柳沢「？」

首を傾げるのは、罪だわ。可愛すぎる。帰る支度をしながら、脳内は先程の顔を思い浮かべる。

一発KOな表情を見せられ、瀕死状態の私に追い討ちするように手を包み込まれ、

柳沢「ん、充電するよ！ほら、ぎゅー」

椅子を近づけて、腰に細くて鍛えられた腕と肩に顔を乗せていた。

『うぉ、』

柳沢「どう？疲れ取れそう？」

『取れ、てます。ほ、ほら！帰ろ！！』

柳沢「ちょっとだけ伸ばしても良いんだよ？」

『あの、家でお願いします‥』

恥ずかしさで疲れを紛れさせることができたため、延長は家でお願いすると、甘くて優しい口付けをして、

柳沢「ん、帰ろ？」

『っ、はい‥』

愚痴を溢すところから退社する一部始終をバニラズのメンバーに見られていたのは後日気付いたのでした。

牧「Aさん、愛されてるねえ」

長谷川「あんな優しく女性に接してる進太郎、初めて見たかも」

ジェット「なんか、見てて甘すぎたな‥」