曲者揃いのスリザリンは毎日騒がしいらしい。 (ページ46)

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試験終了ページ46

数日後、無事試験は終わりスコーピウスも学校を燃やすことなく呪文学の試験を終えた。

結果としてアルバスは昨年より良い成績を収め、全くダメだと言っていた呪文も何とかクリアしたらしい。

Aは呪文学で学年トップの成績を取った。

スコーピウスは安定で筆記の教科はどれも上位に入っている。

「遂に2年生も終わりよ。夏休みが開けたらあっという間に3年生ね」

「今年も大変な年だった」

「ええ本当にね。誰かさんのせいで」

Aはそう言って談話室の真ん中で話しているジェンキンズを睨んだ。

「馬鹿げた計画を立てられたものだわ！次やられたらとっちめてやる！」

「次はどんな呪文を使うつもり？」

「考えておかなくちゃね」

外は雨が降っており、5年生ぐらいの上級生が雨の中何故か走り回っている。

「雨の日って眠くならない？何だか瞼が落ちてくる」

「Aこんなところで寝るなよ？さすがに女子寮までは君を運べないぞ」

「何も運べなんて言ってないわよ。それに夏休みなったら暫く会えないんだから寝たりしないわ」

ふふん、と笑うAは今にも蕩けそうな瞳をしていてあまり説得力があるようには見えなかったがアルバスとスコーピウスは口には出さなかった。

「でも僕、帰る準備をまだあんまりしてないからそろそろしなくちゃならない」

「そうね、私も。昨日は眠たくてすぐに寝ちゃったし」

「じゃあ準備が出来たらまた集まろう」

「オーケー」

「それじゃあまた後でね」

アルバス、スコーピウスは男子寮へ。

Aは女子寮へとそれぞれ歩いていく。