曲者揃いのスリザリンは毎日騒がしいらしい。 (ページ41)

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何があったページ41

「…何ここ…」

次に目を覚ますとAは箒の置いてある倉庫にいた。

「なんでここに…？しかもなんで下着だけ？」

Aは服を剥ぎ取られ、更にご丁寧に縄で縛られている。

Aは訳が分からないまま一旦蛇に姿を変えて縄からするりと抜ける。

「詰めが甘いのよ…全く。…ていうかどういうこと…さっきまで図書室にいて…それから突然誰かに…」

Aは服がないため、箒の山にかかっている布を体に巻き付けた。

少しゴワゴワしていて着心地が悪い。

「(どうして…どういうこと…？)」

Aはじっくりと考え込み、そして途端に青ざめる。

“背後には気をつけることね”

嫌な予感がしてAは倉庫を飛び出す。

「アルバス！スコーピウス！！」

Aは2人の名前を呼びながら寮へと続く階段を掛け下りる。

「ちょっと、あの子なんて格好」

「やだ、あの子ってスリザリンの野蛮な子じゃないの？呪いかけてるとか何とかの｣

「うそー信じらんなーい」

途中何人かとすれ違い、色々な心無い言葉を吹っかけられたがAは構わず走った。

「まさかっ…2人に何かしたんじゃ……！」

息を上げながらAは合言葉を唱えて寮へと入る。

「スコーピウス！アルバスっ…！」

談話室を見渡しても2人は見当たらず、代わりに談話室にいた生徒にジロッと冷たい目を向けられる。

「やっぱりいないっ…」

蛇へと姿を変えてAは滑るように男子寮へと向かう。

2人の部屋の前につき、人間へと姿を変えて勢いよく扉を開く。

「っ…!?」

するとそこにはとんでもない光景が待っていた。