曲者揃いのスリザリンは毎日騒がしいらしい。 (ページ23)

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箒の謎はページ23

ノックをするとハグリッドが出てきて、3人は中へと入る。

「昨日は大目玉をくらったらしいな」

特性のお茶を入れながらハグリッドはそう言った。

「ハグリッド知ってるの？…いや、それはいいとして…その後が大変だったんだ」

アルバスが椅子に座りながら困ったように言う。

ファングが眠りから覚め、スコーピウスを見るなり飛びつき、いつもの如くべろべろと舐める。

「何が大変だった？」

ハグリッドがそう言うとAはローブのポケットから昨日の箒の残骸を取り出す。

「それ収集してたのか？｣

「少しだけね。見て、ハグリッド」

3人にお茶を渡したハグリッドはファングをいつものようにスコーピウスから離しながらAの取り出した箒の残骸を見る。

「箒の残骸か？」

「ええ。昨日、倉庫の掃除を頼まれたからしていたらコイツが飛び出してきたのよ」

ハグリッドはAから箒の残骸を受け取り、じっくりと見る。

「コイツは暴れ柳の破片が入っとる」

「暴れ柳ですって？でもあれすごく貴重なんじゃ…」

「ああ。過去にも1度こういうことがあってな。その時の箒にも暴れ柳が入っとった。時々あるみたいだな」

「初めて聞いたわ」

Aは箒の残骸をポケットにしまい込んでお茶を飲んだ。

「でも、よう箒を打ちのめしたな」

「Aの呪文が凄かったんだ、かっこよかった！」

ファングに半分襲われているように見えるスコーピウスは笑顔でそう言う。

「ありがとうスコーピウス。それと大丈夫？」

「オーケーさ」

スコーピウスはファングの頭を撫でた。