Ep60.大人って頑固だから理想と現実が違うことを絶対に認めない事を少女は、知っている。 ページ11
ー急に立ち上がったチャーリーが少女の両手を握ってこのホテルを作った経緯を熱く語りはじめた
この時少女は、無感情な顔でチャーリーを見上げながら灼熱の砂漠にいる気分だった
少女の辞書の中に【チャーリー語りはじめると灼熱の砂漠熱い】と刻まれた
「そうだ！ロゼッタには、まだホテルを作った理由話してなかったわよね」
ギギギッという音が聞こえそうな動作で首の向きを変えると【助けて、面倒くさい】という顔でヴァギーとアラスターを見つめる少女
「ねぇ、アンタの嫁さん凄い顔してるけど。てか、あの子あんな顔するんだね。いつも無表情だから表情筋ないのかと思ってた」
「ニャハッ！そうですねェ。出会った時よりハ、表情豊か二なりましたがまだまだですねェ」
「はァ...。あの子が可哀想だからチャーリー止めてくるよ」
「チャーリー部屋に戻るよ」と言ってヴァギーがチャーリーの手を引いてロビーを出ていくとアラスターに抱きつく少女
【アラスター様疲れた】
「ニャハッ！珍しく顔二感情が出てイましたねェ」
【悪魔の更生なんて絶対できないと思う。でも、チャーリー楽しそうだった】
「そうですね。私も無理だと思イますが楽しそうなので協力してイます」
少女を抱き上げて部屋に向かうとソファーに優しくおろしてコーヒーとおやつを準備しはじめる
【アラスター様クッキー食べたい】という言葉を聞いてお皿にクッキーをのせてリビングに戻るとお皿にのったクッキーを見て瞳をキラキラと輝かせる少女
【クッキー好き。アラスター様の作ったクッキーは、もっと好き】
▶▶NEXT
Ep61.セクシー俳優、少女に悪知恵を吹き込む。→←Ep59.少女、地獄に来てはじめてのエクスターミネーションを体験する。
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ねこではないです - ひ、ひじょーにえっ ちですね…。 (3月28日 21時) (
レス) id: 028c313a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜胆ましろ | 作成日時：2024年3月21日 17時
