アサガオ

,31 ページ38

Youside

まぶたを閉じていてもわかる明るさに目を開ける。
窓からさす光で朝を実感した。

目の前には玲於くんの顔。私を抱きしめて眠っている。起きた時を心配してくれたのか
玲於くんのＴシャツを着ていた。もちろん玲於くんも着てる。

起こさないようにケータイを取って時間を見ると11時過ぎ。

玲於くん、お仕事大丈夫なのかな･･･。
寝てるってことは大丈夫なんだよね。

ケータイをオフにすると画面に映るのは私。
首元に目を落とすとたくさんの赤い花が咲いてる。

独占欲強いよ･･玲於くん。

眠っている玲於君の顔を見ていたずらをしたくなった私は首に顔を近づけて私の独占欲を咲かせる。

肌白いなぁ。

なんて考えながら玲於君の寝顔をパシャり。
２枚撮ってケータイを机に戻す。

玲於くんの胸に顔を埋める。

するといきなり首筋を舐められた。

『ひゃっ！』


玲「キスマ付けられたのと写真撮られた仕返し」


『おっ･･･起きてたの？』


玲「Aが起きる前から起きてた笑笑」


『もう！/////』


玲「照れてんの？笑笑」


『ふんっ！』


怒ってベッドからでようとしたら腕を引っ張られて玲於くんの上に跨る形になった


『玲於くん･･･意地悪。』


玲「ごめんごめん。それより、風呂入っておいで飯作っとくから。」


『いいよ。私作るから、玲於くん先に入ってきて』


玲「わかった、じゃあ、飯作るのAが風呂上がってからでいいから。」


私にキスを落とすとベッドに優しく下ろしてお風呂場に行ってしまった。

なんだか、寂しい感じがする。

,32→←,30

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す