アサガオ

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Youside


あれからご飯を食べ終え、お風呂に入ってまったりしていた。龍くんの隣は慣れていて嫌な気はしなかった。


『･･･ねぇ龍くん。』


龍「どないしたん。」


『話･･･聞いてくれる？』


静かにそういうと、テレビから目を離して私と向かいあわせで座った。


龍「ん。聞くよ。」


『私ね、今日玲於にご飯行こって誘われて、気合い入れてたの。玲於がくれた指輪もつけて。

待ち合わせの場所まで歩きながらイルミネーションみて歩いてたら、
反対側の歩道にっ･･･玲於がさっ･･･。玲於がっ･･･』


思い出すだけでも辛くて望まない涙が溢れて視界が歪んだ。


龍「大丈夫。ちゃんと聞いとるから。ゆっくりでええ。」

背中を摩りながら優しく言ってくれる龍友くん。


『玲於がっ･･･女の人とっ･･･歩いててっ･･･
待ち合わせ場所ついたって･･･連絡入れたらっ･･･
急に仕事入ったって･･･行けないって･･･っ』


まだ続きがあるのに言わないようになのか。龍友くんが抱きしめた。


龍「もうええ。思い出さんでええ。もう分かった。辛かったな。よう耐えた。」


優しく抱きしめてくれる彼にただ甘えて泣くことしか出来なかった。




玲於･･･


しばらく･･･離れていたい。

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