アサガオ

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Youside


玲於くんの発した言葉に驚いた。

『えっ･･･れ、玲於くん？』


玲「お願い。Aが欲しい。」


真剣な眼差しで私を見る玲於くん。
繋がれた手が熱を帯びる


しばらくの沈黙を破ったのは玲於くんだった。


玲「いやだよな。ごめん。今の忘れて。」


玲於くんは悲しそうな顔をしてそう言った。
ちがう。嫌なんじゃない･･･
ただ、戸惑ってるだけなのに･･･。
恥ずかしいことだけどこの年まで経験がない。

キスだって玲於くんと初めて深いやつしたから。


そう考えていたら咄嗟に玲於くんの手を掴んでいた。


玲「A･･･？」


『や･･･じゃないよ･･･
私、この年まで経験なくて･･･
玲於くんの足で纏になりたくなくて。･･･え？』


玲於くんに抱きしめられてるって分かるのに時間はかからなかった

玲「A･･･反則。なんでそんな可愛いこと言うの。」


上を見上げると玲於くん顔を手で隠していて、隙間からは赤くなった耳や頬がみえた。


『私･･･玲於くんと付き合えたのに･･･一緒にいたいって思うくらい
寂しくて、会いたいとか素直に言えなかった･･･。』



玲「ねぇ、いつまでお預け？
Aが欲しい。･･･いい？」



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『うん。』

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