6.I want to mention to you ページ7
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上官階幹部側の夜空の眺めは悪くない
無論素直に綺麗だと一言言えないそんな俺に嫌気が差す。
「…A・ルーニャです」
淡々と透き通った声に
肩がピクッと跳ね上がるのを我慢して
(巾着要らねェで渡しに来たのか？)
そんな奴じゃないと信じたいが
珍しく不安定な心境に飲み込まれた俺は簡単に出れそうな気がしない。
不安を抱きながら、
入室する許可を取り部屋内に入れた。
「…こんばんは」
書類だけのディスクをAが見ると
何処か悪そうな顔をして
「…お忙しいところすみません」
頭を深々下げるAには悪いが、
折角お前が来てくれたのに俺も悪い気に染まったんだが。
「…これは終わったばかりの書類だ。
これはお前に持って行って貰いたい」
「わかりました。
ちゃんと団長に渡して来ますね」
ふんわりと匂うAの体臭。
甘ったるい訳でもない匂いが好みで。
「お前の用件を聞いてなかったな。
壁外調査書類配布をしに来たのか？」
「書類配布もそうなのですが…」
何かを言いかけたAは、
金魚の入った瓶を自ら持参してくれて
「巾着と手紙を頂いたお礼です。
珍しい金魚が手に入ったので是非」
「近くで見せて見ろ」
「はっ、はい」
赤と白の交ざった金魚だった。
熱帯魚はあまり好まないのだがAから貰う金魚なら好きになりそうだ。
「…綺麗な金魚だな」
「来てよかった。
兵長の喜ぶ顔を見たかったのです」
「ほう……」
Aの心遣いが嬉しかった。
他の其処らにいる女兵士よりも何倍も
「で、では夜も遅いので失礼します」
場から去るように、
扉から近い距離を走り出されると
(行くな……)
寂しいと言う気持ちが溢れて
気付けばAの腕を拘束していて。
「＿＿＿＿＿＿A」
( お前をそれ程、手に入れたかった )
.
続く (更新停止中)
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あ い だ い ろ *(プロフ) - レイさん» コメント有難うございます(^^)。下手な駆け引きが大の苦手なリヴァイさんを完結し終わっても不器用ながら頑張るリヴァイさんが好きであって欲しいです(^^)ギャグもどきシリアス構成予定のこの作品をまだまだ宜しくお願いします！ (2018年3月4日 19時) (
レス) id: c4f0c2e2e9 (このIDを非表示/違反報告)
あ い だ い ろ *(プロフ) - moeさん» コメント有難うございます(^^)。まだ未熟な描写ではありますが完結まで気に入って貰えるような作品であって欲しいです(^^)たまにギャグやシリアス多めのこの作品をまだまだ宜しくお願い致します！ (2018年3月4日 19時) (レス) id: c4f0c2e2e9 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 面白いです！更新を楽しみにしています！ (2018年1月15日 17時) (レス) id: 56ad04eef5 (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - すごいおもしろいです！これからも楽しみにしてます！ (2018年1月8日 14時) (レス) id: 0b0aeb7aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいだいろ* | 作者ホームページ：
作成日時：2017年6月21日 16時
