検索窓
今日:15 hit、昨日:17 hit、合計:64,210 hit

46 ページ47



無我夢中に燐の首根っこを掴み人気が無く見つかりにくいところまで走り出していれば燐から

「おい!師匠!?どこまで行くきだ!?」
と声をかけられ止まらぬ足に急ブレーキをかける。

気づけば人気がない見知らぬ川辺まで来ていた。

とりあえず後ろを振り返りアイツらが着いてきていないことを確認し安堵のため息をつく

早まる鼓動を落ち着かせながら
『なんでお前がここに居るんだ。燐』そう尋ねる。
すると燐もゼーハーと呼吸を整えながら
「え?師匠も休みだからここに居るんじゃねぇーの?」と言われた。

は?
・・・私は燐に休みなどと連絡を入れただろうか?
いや、休みの日はのんびりと家で寝ると決めていたので誰にも言ってないはずだ。

・・・と言うか・・・”も”?
理解が追いつかない頭で再び燐に尋ねる。
『・・・どーいうことだ?』

「・・・え?今日祓魔塾も学校も休みだぞ?
つか普通に日曜だし。」

『・・・にちよう。』
頭の中がハテナで埋め尽くされその場に棒立ち人間状態となる。

そして燐からは「大丈夫か??」と滅茶苦茶不安そうに顔を除きながら聞いてきた。

そして、ああ。そうか。
世界一般、ついている職にもよるが普通ならば日曜は休み。という事を理解する。

そしてもう1つの考えが頭を過った。




・・・そうか。よし、呪術師やめよう。



なんて事を考えていれば1つ不思議な点に気づく。

『・・・ここに来たのお前一人じゃ無いよな。燐』

「んァ?ああ。
勝呂達・・・と言うか祓魔塾のメンバーできたぞ!さっきの所に一緒に居たけど気づかなかった?」

気づかなかった。
というより気づきたくも無かったし正直知りたくもなかった。

脳内では『オワッタ』と真っ白になっている自分とそこに鳴り響くゴングの鐘そしてもう一度本日二度目の全身の血の気が引く感覚に襲われた。

そんな中、燐と言えば隣で
「この前来た時はそんなのんびりできなかったしなァ〜」なんて、のほほんとした表情で話す。

くそ、羨ましいな。

というか、それよりも今はあの場に置いてきた高専京都メンバーと祓魔塾メンバーが心配で仕方がない。

あの馬鹿五条。余計な事を言わなきゃいいが・・・



『まぁ。無理だろうな・・・。』
そんな事をつぶやき、嫌な汗が頬をつたう。

47→←45


五条の!!ドキドキラッキー持ち物占い!

宿儺の指


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:狐珀 | 作成日時:2021年1月19日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。