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その後は伏黒達の話や真希達2年の話をしてくれた。

そういや、アイツらとも会えてないから
また機会があれば高専の方によってみるか。

まぁ、その前に京都校の学長に呼ばれかねないがな。

そんな話や食事を終え一息付きそろそろ解散にすることになった。

お代を払うためレジに向かおうとすると虎杖が申し訳なさそうにコチラを見ていたので

『安心しろ、払いは五条にしとくから。』
心の底からの笑みを浮かべてそう言った。

そして、高専の寮の近くまで送る事になった。
なんせ、外は真っ暗流石にまずいかと思い寮まで送ると言ったのだが虎杖は虎杖で私を送ると一点張り。

本当はメフィストから貰った鍵があるので大丈夫なのだが、それをまた説明するのが面倒くさく

キリがなかったため、高専の近くの駅から帰ると嘘の事を言い寮付近まで送る事とした。

そして帰り際に先程の会話が頭を過りその時言いそびれた事を言う。

『なぁ、虎杖。』
そう声をかければ振り返り「ん?」と返事が返ってくる
『さっき言った事だが、確かに忘れれば楽かもしれない。』

「·····うん。」

『でもな、人の死を忘れるという事はこの仕事をしていて·····1番怖く、辛いことなんだよ。』

『それだけは覚えといてくれ。』そう言えば
「うん、分かった。」そう言って虎杖は優しく笑って返してくれた。

その言葉は自分の中にストンと落ちて染み渡ったように心が暖かい何かに包まれた気がした。

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作者名:狐珀 | 作成日時:2021年1月19日 5時

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