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賑やかな教室を後にし廊下を歩いていれば
どこからともなく聞き覚えのある声がした。
「A先生。本日1日お疲れ様でした。
どうでした?」
『・・・どうもこうもないです。』
「・・・と、言いますと?」
『質問を質問で返すようで申し訳ありませんがその〃「どうでした」〃と言う意味』
『ソレはどちらに対する意味でしょうか?
単なる今日一日の研修に対する純粋の意味か』
『久々に弟子との再会に対する意味か。』
「さぁ、どうでしょう?」
そう言い不気味に笑みをこぼすメフィスト
『前者なら、普通に疲れましたよ。
教える事なんて慣れてませんし。ましてや祓魔師なんてのは特にです。』
『・・・もし、後者でしたらそんな感情なんて私には持ち合わせていませんよ。』
「本当にそうでしょうか?」
『・・・はい?』
「いえ、貴女の高専でのご活躍は聞いておりましたので、最初であろうと後であろうと本当にそう思ってらしゃるのかが私には理解し難い。」
「貴女は祓魔師に対しては兎も角同じ呪術師に戦術など教えてらしゃいますよね?
そして奥村燐にもその指導を施した。」
「そして最後のはただ、A先生が面倒事がお嫌いなだけでは?」
『・・・えぇ。そうですよ。
ですが、私が聞きたいのは貴方方が私を燐に再開させた理由です。』
『ただ念の為にもう一度詳しく言いますが
あの子の義父が亡くなられたからと言う理由で再開させたのであれば先程も言った通り私にはそんな感情なんて持ち合わせていませんよ?』
「さぁ、それはどうでしょうか?
ソレは貴方の本心であってますか?」
・・・。
『・・・ソレはどう「まぁ、それはさておき今日は本当にお疲れ様でした!では明日からもよろしくお願い致しますね?A先生」
コイツ話切り上げやがった・・・。
ん?明日からも・・・?
「以前言ったでしょ?」
『ですが、コチラの都合の合う時と・・・』
「あぁ、用事があった為この間高専の方に連絡を入れたんですよ
そしたら明日は非番とお聞きしましたので。」
まさか。
『・・・その連絡相手とは?』
「電話応答された方は確か
あぁ!五条と名乗っていましたね!」
「後A先生によろしく伝えてくれと言われましたが。」
そのメフィストから出た名前を聞いて
盛大のため息を吐いた。
あのッ糞ッ五条!!!
後でマジで覚えてろよ!!??
メフィストは私が考えている事が分かったのだろうくくくっと不気味に笑いだした。
五条の!!ドキドキラッキー持ち物占い!
宿儺の指
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作者名:狐珀 | 作成日時:2021年1月19日 5時