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五条の突拍子も無い言葉から始まった。

「Aも知ってると思うけどさ
この世には呪霊の他にもこの世ならざるモノがあるンだよね。」

「ソレは悪魔と呼ばれているモノだ。
そしてその両方を見える者は極わずか、そしてその中に君も入っている。」

「って訳で!
これから、祓魔師と呪術師の仲を保つため両方の仕事を両立して貰いたいと思いマース!後は任せたよ!」

『は?』

「じゃ!行ってらしゃーい!!
 あっ!お土産もよろしくねー!」

『は????』



そんな話があったのがちょうど半年前の話。

今は五条の言った通り、呪術師と祓魔師の間を取り持つ為、正十字騎士團と東京都立呪術高等専門学校を行き来している。

まぁ、簡単に言えば・・・

祓魔師(エクソシスト)と呼ばれる者達の範囲内に呪霊を入れず
そしてその逆もあり・・・

呪術師(ジュジュツシ)達の範囲内に悪魔を入れない様に
祓い、封印や結界などを施す。

とは言え、正直言って面倒臭い。
今あの時の五条との会話を思い出すだけで腹立たしい。

そして、今のうのうと茶でも飲んでのんびりしているのかと考えるだけで、ふつふつと自分の中の何かが煮えたぎった。

もう少し考えていると爆発しそうなところで声をかけられる。

正十字騎士團(セイジュウジキシダン)のメフィスト・フェレスだった。

「おや、Aさん?
こんなところでどうされたのですか?
 そんな爆発寸前見たいなお顔をされて。」

『いえ、別に・・・。
 ただ、うちの馬鹿上司をどうすれば滅する事ができるかと考えていまして・・・。』

「おや、それはそれは。」
そう言いながらクックックっと笑っていた。

正十字騎士團メフィスト・フェレス

私がこの仕事についた時、最初に紹介された悪魔(ヒト)だ。

五条からは
「夜蛾学長と僕が相手の方に話は通しておいたから。」と言っていたが

どうやら、五条と夜蛾学長が話を通した相手は
メフィスト・フェレス・・・悪魔だったらしい。

でも、まぁ、この悪魔から頂いた鍵はとても重宝していて、特に移動時に助かっている。

「あぁ、それでしたら気分転換にお茶など、どうです?」

『・・・え?』

目元の涙を拭きながら
「この後まだお仕事が残っているのでしたら結構ですが。」そう付け足して提案してきた。

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作者名:狐珀 | 作成日時:2021年1月19日 5時

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