59夢*何気ない時間 ページ19
2人共お風呂を済まして、ベッドに入った。
卓「A、おいで。」
たくが優しく呼んでくれて、ベッドの中でギュッてしてくれた。
卓「明日、行きたいとこある?」
A「お誕生日のことで何も考えてなかった。
でもたく、夜予定あるんでしょ?」
卓「あー一応。
Aも一緒に来る?」
A「そんなの悪いよ!」
卓「いや、そいつAのこと知ってるからさ。
紹介したいし、夜も一緒に食べよ。」
A「本当に本当にいいの?」
卓「良い奴やけん、安心して。」
A「じゃあ1日一緒に居られるね。」
卓「うん。家でのんびりするか。」
A「そうしよう。
今日は遅くまで起きて、明日はゆっくり起きよ。」
卓「遅くまで何するの?」
A「うーん。たくとお話するの。」
卓「ん。じゃあお話しとこ。
眠くなったら言うんよ?」
たくの優しさにはいつもドキドキさせられる。
卓「A春から保育士やんね?」
A「うん、そーだよ。」
卓「なんで保育士なりたいと思ったの?」
A「なんでだろ…気がついたら…かな(笑)」
卓「気がついたらなん?(笑)」
A「うん(笑)
まあしいて言うなら…私周りに歳上の人いなくて。
両家にとって初孫だったんだ。
だから、自然とみんなの面倒を見ないと行けない立場にいたから…子どもが好きになって、子どもと関わる仕事がしたいって思ったのがきっかけかな。」
卓「そっか、Aは長女なんか。」
A「そうだよ?長女っぽくない?」
卓「うん。年の差もあるからかな?
甘えんぼやし、顔は幼いし…(笑)」
A「顔が幼いのは関係ないっ!(笑)」
たくはたまにSっ気があるから困る。
卓「ふふふ。ごめんごめん。」
そう言うとたくは大きなあくびをした。
A「たく、眠たい?」
卓「んーん。まだへーき。」
A「でもさっきよりも目がトロンとしてるよ?」
卓「いつもこんな目してる…。」
A「ふふふ。そろそろ日付も変わるし寝よっか。」
卓「Aがそこまで言うなら…仕方ないなぁ…。」
そう言って私を再び抱きしめたあと、スースー寝息を立て始めたたく。
A「生まれてきてくれてありがとう、たく。
大好きだよ。」
たくにバレないようにほっぺにそっとキスをして、私も眠りについた。
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作者名:あかねん | 作成日時:2018年9月22日 1時