69夢*ひとつに ページ29
たくが用意してくれたケーキを食べてから、私は部屋の中にある風船の写真を撮ったりしていた。
すると、たくが後ろから抱きしめてくれた。
A「たく…?」
卓「産まれてきてくれて、本当にありがとう。
これからもずっとそばにおって。」
A「それはこっちのセリフだよ。
こちらこそ、これからもよろしくね。」
そう言うと、たくと向かい合わせになった。
目が合うと優しく微笑んでくれて、優しいキスが降ってきた。
いつもよりも長くて、優しくって…ずっとキスをしていたら、バランスを崩してベッドに倒れ込んでしまった。
卓「ごめん、しんどかった?」
A「久しぶりだったから…ごめん。」
卓「A…今から言うことよく聞いてな?」
すると、たくは真剣な目をして私を見つめた。
卓「このままじゃ俺、我慢出来んと思う。
Aとキス以上のことしたい…って思ってる。」
A「たく…!」
卓「だから、嫌だったら嫌って言うて欲しい。
今のままのA見てたら、絶対止められん。」
A「…。」
卓「だから、Aの正直な気持ち、教えて?」
たくからそんな事を言ってくれるとは思ってなかったから…正直びっくりした。
けど、私もたくをまっすぐ見つめて、気持ちを伝えることにした。
A「私…今までそういう経験した事ないし…
たくさん迷惑かけるかもしれないし…スタイル全然
良くないし…たくはそれでもいい?」
卓「そんな事関係ないよ。
Aが好きだから。
スタイルとかそんなこと気にせんで良か。」
A「私も…たくと同じ気持ち。
だから…大丈夫だよ。」
卓「本当に良いの?無理してない?」
A「大丈夫。たくが良いの。」
卓「分かった。本当にしんどくなったら言って?」
A「うん。分かった。」
そう言うとたくの手が優しく私の服に触れた。
そのうち優しい痛みが私の体に伝わってきた。
卓「A、平気?」
卓「A…愛してる。」
たくは何回も何回も私の様子を確かめてくれて、何回も何回も愛を伝えてくれた。
A「私も…たくのこと、愛してるよ。」
私たちは、初めてひとつになった。
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作者名:あかねん | 作成日時:2018年9月22日 1時