白烏 ２

【 13番の使命 】 ページ22

菅原先輩がセッターで、西谷先輩がリベロ、東峰先輩がWSのエース




烏「お前何で第二セットからなんだ？」


武「ああ、永田君は第一セットで敵チームを観察し、第二セットでそれを活用する人なんですよ。
なんでも体力が余り無いので、それを補う為の作戦だそうで…」



烏「ああ、お前アルビノか」


貴「！…はぁ…まぁ、」




別にアルビノだから体力が無いって事じゃない。否定しないのはアルビノだったことも多少理由に含まれるし。

それにしても…やっぱり菅原先輩は他人とのコミュニケーションが上手い。OBの方達との連携も徐々に合ってきてる






ー…ドドォンッ！





滝「うぉお！？何だ！？」

森「凄え飛んだなオイ！！」

嶋「すっげぇドンピシャなトス…」





日向影山セットも上々。この試合どっちが勝ってもおかしくない。と、思われる。OBの人達の実力が分からない以上油断大敵だけど




日「よっしゃぁーっ！」

影「うしっ！」


田「ナイス！日向影山！」





そして俺は静かに自分のビブスを見た。デカデカと書かれた数字は13。清水先輩から貰ったから、陰謀は無い…はず…






武「…また13番…ですね」


貴「えっ…あ、はい。もう、運命って捉えて…ます」


武「運命…いいですね」


貴「…はい」







相手に不吉だと思わせろ

狙ってほしくない

狙ってはいけない

コートに入ってほしくない

前衛にいてほしくない

後衛にもいてほしくない






けど、種明かしは最後の最後に取っておく

演じるのは得意



もう何年もやってきたから




人を観察するのは得意


もう何年も見てきたから





体力のない俺が生み出した打開策


相手に “ 不吉 ” で “ 不気味 ” と思わせたら勝ち








❂ ❃ ❅ ❆ ❈ ❉ ❊ ❋


〈 補足 〉



６人チーム(+リベロ)での試合の際、コートに６人
ベンチに６人 計１２人と聞きました


烏野は本来１２人ギリギリですが、この小説の中では１３人まで可能に変更します


だって1人だけベンチからも離れるとか泣ける←
自分なら泣くから←





あとアルビノの方は視力が弱いとか、光に弱いとかって聞きましたが
それ専用のコンタクトレンズがあるそうなので永田君はそれ着用中…と思っていて下さい！





中途半端な所で説明すいません！続きドゾ！

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