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肆星 〜雪月〜 ページ5

政府のお役人は、一体何をしているんでしょう。



「手出し無用」と告げられ早十年。


影羅の被害は増えるばかり。






「(まさか、ここまでなんて…。)」



影羅の活動範囲が想像以上に広がっていて、少々政府に呆れました。



鷹に案内してもらって、ついた先には十四程の少女。


影羅は、その少女を殺そうとしていました。




「一刀流、雪の太刀 “吹雪”」



間一髪で腕を切り落としたものの、少女の首には深い傷。

重ねて病もお持ちの様子。








わたしは影羅を真っ直ぐに見据え、静かに怒りを発しました。



「本当に悪さばかり。

政府に「手出し無用」と言われたから見逃していましたが…。

流石にやりすぎですよ、あなた達。」



刀を中段に構え、いつでも動ける準備をして。




影羅は、驚いたような、楽しむような、とりあえず歪んだ笑みを浮かべていました。




「へぇ。帝都軍が直々にお出ましなんて珍しい。かれこれ…十年ぶりかな?」



「えぇ、そうですね。

お役人が何とかするのかと思っていたら、何もしないんですもの。

総長(すのと)様がしびれを切らしたんです。」







十代目帝都軍総長(すのと)である蛍雫(ほたる)様はお優しいかた。




もう見ていられないと、政府の命令に背いて、わたしをこちらへ向かわせられました。




わたしは、そのお気持ちに応えねばなりません。



「(もう少しだけ、辛抱してください。)」





少女を背に庇い



「一刀流、雪の太刀 “霙雪”」




刃を振った。

伍星→←参星



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影の黒鷺 - 天秋さん» いえいえ…こちらこそいきなりすみませんでした…! (2020年2月8日 9時) (レス) id: 4d7a8fb4ac (このIDを非表示/違反報告)
天秋(プロフ) - 影の黒鷺さん» 了解しました!ごめんなさい! (2020年2月7日 21時) (レス) id: 99f447279b (このIDを非表示/違反報告)
影の黒鷺 - ここです→@font-face {font-family: 春夏秋冬B;src: url(https://cdn.leafscape.be/shunka/shunka2B_web.woff2);} *{font-family:春夏秋冬B !important;} http://uranai.nosv.org/u.php/novel/font_pass/ (2020年2月7日 19時) (レス) id: 4d7a8fb4ac (このIDを非表示/違反報告)
影の黒鷺 - フォントを配布していた者です。リンクを張り付けていただき、とても嬉しいのですが@font_face〜…のところは載せないでください。ご協力よろしくお願いします。 (2020年2月7日 19時) (レス) id: 4d7a8fb4ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天秋 | 作者ホームページ:無い。  
作成日時:2020年2月3日 12時

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